...唖唖(ああ)として一声...
石川啄木 「詩」
...三唖は紅葉に引立てられたのだから...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...相川の町でこれを歌へない人は恐らく唖と生れたての赤子だけでせう...
江南文三 「佐渡が島を出て」
...平時喋々たるは事に臨んで必ず唖...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...唖然(あぜん)たる眼つきをしか期待できないような擦(す)れ違う男にたいしてさえ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...帰途唖々子と清水に飲む...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...大きなものを背負っている男の唖々子であることは...
永井荷風 「梅雨晴」
...唖々子の眼より見て当時の文壇第一の悪文家は国木田独歩(くにきだどっぽ)であった...
永井荷風 「十日の菊」
...平素健脚を誇っている唖々子は「なに...
永井荷風 「十日の菊」
...唖の子がものを言ひ出すお伽話にあるやうな奇蹟的出來事は斯して自分の一生の半途に起つた...
福士幸次郎 「太陽の子」
...唖のままにしておかれるがいいでしょう...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...唖者(おし)娘のいちが...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...いつもなら満山に聞える蝉(せみ)の声もきょうは唖(おし)となったかのようである...
吉川英治 「新書太閤記」
...では吉岡門の祇園藤次が……」唖然(あぜん)としたまま...
吉川英治 「宮本武蔵」
...何しろ、あの伜めは、唖で聾で、ぼんやり者...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...奉行所の牢内にいるはずのあの唖聾ではあるまいか...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...反対に、唖は、ふいを食らって、だいぶ面食らっている...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...唖蝉(あぜん)作の流行歌――ああ夢の世や夢の世や...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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