...暴徒が品川の方から数万人も押しよせてくるから逃げろといっていた...
海野十三 「空襲警報」
...受信機の可動部品を動かすのである...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...尤もその屏風は可也値うちのある品物らしいのですけれど...
江戸川乱歩 「心理試験」
...さういふことが何より先にその作品の価値を決定的にして了ふやうである...
田山録弥 「手品」
...赤い緒をいじくっているところが何となく品(ひん)が好い...
夏目漱石 「永日小品」
...古代のインド治療師は自分の医薬品を小さな箱に入れて持ち歩き...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...間違ひの無い品でございました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...すべて陶工の作品であろうが...
服部之総 「蓮月焼」
...離れが六畳の品のいい階下だったけれども...
林芙美子 「貸家探し」
...グレディ刑事がニヤリ笑ったのはポケットから新品のソブリン金貨を取り出した時だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...品格を下したる所以(ゆえん)ならずんばあらず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...また高品夫人に叱られた...
山本周五郎 「青べか物語」
...暖簾(のれん)も見えず商品の影もない...
吉川英治 「新書太閤記」
...裏銘(うらめい)に――大宝二年八月と入っている古刀の逸品で...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...気品のある武家娘だった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...人混みの中に揉まれて、舶載(はくさい)の物産や、諸国の織物、工芸品、会主鳩渓の出品になる珍しい火浣布(かかんぷ)とか、エレキテルの機械とかをよいほどに見流してきた、黒羽織黒小袖という目立たない服装をした一人の武士が、深編笠のつばに片手をかけながら、いつのまにか、死人形の飾ってある青竹の手欄(てすり)の前にぴたと足を止めて、「オオ……」と、何か強い感動に衝(う)たれている様子だった...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...紙入(かみいれ)を出し鍵を出すと次にジルベールが捕縛される最後の瞬間にソッと自分の手に渡した品物のあったのに気が付いた...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...見るともなく事務室の藥品棚の中にある古錆びた藥品を見詰めながら...
若山牧水 「樹木とその葉」
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