...過去がわれらの文化の貧弱を哀れむのも道理である...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...殺されて行く獅子(しし)を哀れむ心を生じるだけの余裕があるであろうか...
寺田寅彦 「映画時代」
...不幸な自分を客観し哀れむ態度がとれるようになって初めて泣くことが許されるようである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...結局人間的には哀れむべき不具者としか思えなかった...
徳田秋声 「仮装人物」
...人々は愛すべき又哀れむべき...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...娘を苦界に沈めたことを哀れむと共に...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...哀れむべし、長州遠征の壮士...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分の運命を哀れむのであった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...兄は哀れむべき人だし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...我が身を哀れむ涙が指から落ちた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...むしろニコルやマルブランシュやパスカルがモンテーニュをけなそうとするのこそ哀れむべき企て(pauvre projet)だ! アンリ三世時代の田舎貴族〔すなわちモンテーニュ〕は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こんなにも危険な道具になる!(b)哀れむべきものよ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「つまり鰯(いわし)の頭も信心というやつかね」「たわけたことを云ってはいけない」飯篠老人は哀れむように杢助を見た...
山本周五郎 「似而非物語」
...寧(むし)ろ哀れむようなまなざしで...
山本周五郎 「百足ちがい」
...はや彼の増長慢のあらわれと哀れむべきではありませんか」「先生...
吉川英治 「三国志」
...哀れむような微笑をたたえた...
吉川英治 「親鸞」
...母と老婢ともまた屹度(きつと)この哀れむべき娘のことに就いて...
若山牧水 「姉妹」
...この哀れむべき人の中にさらに歩を進めたる労働者を見よ...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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