...行って呉れるか」「行ってもいいけどね」私は言った...
梅崎春生 「狂い凧」
...三田村ならためらわず送金して呉れるだろう...
梅崎春生 「幻化」
...子供達や女中共が十分証言して呉れるに相違はなく...
江戸川乱歩 「お勢登場」
...彼なればこの事件にも何とか眼鼻をつけて呉れるかも知れません...
江戸川乱歩 「黒手組」
...自分の蔵書を鄭重(ていちょう)に取扱って呉れるようにと云う条件を附けて...
辰野隆 「愛書癖」
...処で前々からの心配が無駄になったのはどうして呉れるかと問う向きもあるかも知れない...
戸坂潤 「社会時評」
...毎日飽かずに体現して見せて呉れる世の中である...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...「それは……」と兎も角此の世の常識に関する限りの世界ではなまなか誰でも一と通りの理由は直ぐに見付けて呉れるんだけれど...
中原中也 「私の事」
...わざわざ彼にその物語(はなし)を帳面へ書きつけておいて呉れるやうに頼んだ次第ぢや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...何か自分に新しい人生の道をそれとなく指し示していて呉れるように思われて来た事だった...
堀辰雄 「菜穂子」
...何とか綺麗な景色を見せて呉れるかと思つて来て見れば……」村人は口々に斯んな憎態な棄科白を残して...
牧野信一 「歌へる日まで」
...年来にわたつて投薬をつゞけてゐて呉れる人であつた...
牧野信一 「湖の夢」
...いつ呼んでも来て呉れる心安(こころやす)い...
宮本百合子 「秋風」
...いいながら呉れる一箸の赤飯に...
柳田国男 「故郷七十年」
...しぜんとそういう愛がうまれて来て呉れる……」金之助はふと眼をつむった...
山本周五郎 「落ち梅記」
...稼(かせ)ぐことは稼いで呉れるんだから...
山本周五郎 「契りきぬ」
...よくみに来て呉れるのですもの...
山本周五郎 「柳橋物語」
...殊によると会いに来て呉れるかもしれないとさえ思ったのであるが...
山本周五郎 「柳橋物語」
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