...暑い時には空気が頸のまわりを吹き通して誠に気持がいい...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...いやに熱苦しい南風が一日吹き通して...
伊藤左千夫 「水籠」
...現在のような雨漏り吹き通しの校舎はよろしくない――立派な鉄筋コンクリート二階建の校舎を近村に誇ろうではないかというようなのが...
犬田卯 「瘤」
...――風、風、風だつた、日中吹き通して、夜中も吹きつゞけた...
種田山頭火 「其中日記」
...実際両側に広い空地を控えたこの垣根では嵐が吹き通したり...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...床の下は吹き通し...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...加之(しかも)其処は破れ壁から北風が吹き通し...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...吹き払い、吹き通し、抜け裏、通行御免天下晴れての空地である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...吹き通しも夏はせいせいして心持ちがいいものだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...夏の風が青く吹き通していることと思います...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...空っ風の吹き通しで...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...寒い風が吹き通しの部屋でございました...
室生犀星 「あじゃり」
...つまった煙管を真っ赤になって吹き通していた親方は...
矢田津世子 「凍雲」
...今日は澄んだ秋日和で終日南風が吹き通した...
山本周五郎 「青べか日記」
...今日は一日寒い北風が吹き通した...
山本周五郎 「青べか日記」
...ひどい風が終夜吹き通した...
山本周五郎 「青べか日記」
...剥げた八寸膳の上に薄汚ない茶碗が七ツ八ツ……それでも夏は海から吹き通しだし...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...風の吹き通しにまかせてある...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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