...鄙吝(ひりん)のなすところだという攻撃で...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...自分にも劣らない程の吝嗇家(しみつたれ)らしかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...そのくせまたどうかすると一文でも値切りかねまじき吝嗇漢であつた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...板倉とああ云う仲になってからは貯金の必要を感じ出すと共に吝嗇(りんしょく)になり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...計算に暗いだけになお吝嗇(しみっ)たれていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...吝々(けちけち)するのは芸者の禁物であり...
徳田秋声 「縮図」
...神程吝嗇爺(けちおやじ)は無い...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ブラシュヴェルは大変吝嗇(けち)だしさ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...兄ガ吝嗇(りんしょく)故ニ大層ニオコッタカラ...
中里介山 「大菩薩峠」
...……要するに彼はこの吝嗇な島田夫婦に...
夏目漱石 「道草」
...自分の父が鄙吝(ひりん)らしく彼女の眼に映りはしまいかという掛念(けねん)...
夏目漱石 「明暗」
...本当に自家(うち)の吝嗇(けちん)ぼうめやかましい小言ばかり言ひやがつて...
樋口一葉 「わかれ道」
...そんな吝(けち)くさい物を食べずにたまにゃ最と上等の料理おあがりよ...
細井和喜蔵 「女給」
...彼は自分が吝ん坊になつたのだと信じた...
堀辰雄 「顏」
...父親が吾家(うち)の者に対して吝嗇で悲しいといふこと(彼女等は Golden touch の夢を信じてゐたらしい...
牧野信一 「小川の流れ」
...吝嗇なる僕としては稍物惜しみの自負心さへも手伝ふ位ひであるが...
牧野信一 「坂口安吾君の『黒谷村』を読む」
...吝嗇(りんしょく)・貪慾ないしは幸運によって...
柳田国男 「家の話」
...あの吝(しわ)ン坊(ぼう)が...
吉川英治 「松のや露八」
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