...廿一日、壬戌、和田平太胤長の女子、父の遠向を悲しむの余、此間病悩、頗る其恃少し、而るに新兵衛尉朝盛、其聞甚だ胤長に相似たり、仍つて父帰来の由を称して訪ひ到る、少生聊か擡頭して一瞬之を見、遂に閉眼すと云々、同夜火葬す、母則ち素懐を遂ぐ、西谷の和泉阿闍梨戒師たりと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...同夜宏壮なる邸内に居合わせたものとては...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...同夜富士見町五丁目なる明星發行所に赴くに...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...同夜半以来急速ニ発達シテ野氷ヲ形成ス...
久生十蘭 「海豹島」
...同夜十二時ごろにロンドンへ出発できる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...同夜、金曜日の遅く、嫌な噂が広がり始めた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...同夜ホテルで夕食するという...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...(乙)被害者千世子は同夜午前二時――三時の間に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...同夜に限りて夜半の覚醒を見たるは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...同夜、何等かの水に非ざる液体(例えば香水、化粧水、又はクリーニング用の揮発油の如きもの)等を口にしたる証左にして、その他の病的現象の大部分も、該液体の作用と認むるを自然に近きものと思惟さる...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...同夜久慈や大石の歓迎を兼ねて集りたいと...
横光利一 「旅愁」
...――同夜、大塔ノ宮は、日吉(ひえ)山王(さんのう)の八王子に床几(しょうぎ)をすすめ、弟宮の座主宗良も、同所に陣座して、「明日こそは、なお」と、勝ちにのッた大衆の沸(たぎ)るような戦意の中につつまれておいでだった...
吉川英治 「私本太平記」
...同夜また、殿(でん)ノ法印(ほういん)以下、宮の供人(ともびと)四十余名は、中重(なかえ)ノ門側の一ト棟(むね)を滝口の兵に包囲されて、ひとり残らず縛(ばく)されてしまった...
吉川英治 「私本太平記」
...そして同夜、直義にはまた新たな軍命をさずけて、その場から前線の山崎へ、先発させた...
吉川英治 「私本太平記」
...同夜は光秀と日ごろ親しき輩(ともがら)四...
吉川英治 「新書太閤記」
...早くも同夜ひそかに光秀から手を廻して...
吉川英治 「新書太閤記」
...橋上(きょうじょう)橋下(きょうか)秀吉もまた同夜のうちに淀(よど)まで進んだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...同夜、風雨の中を、東京より慶応病院の笹本博士、来診をたまわる...
吉川英治 「年譜」
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