...「どうも只今満員で...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...尋ねあぐみて只(と)ある藪陰(やぶかげ)に憩(いこ)ひけるに...
巌谷小波 「こがね丸」
...只早く皇化に浴して風俗言語も改りたる所は...
太宰治 「津軽」
...只今(たゞいま)も申(まう)しました通(とほ)り...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...何か只の一つでも似寄つた事があつたのを...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...何とか女に重い口を開かせるだけのことが出来たのだと後には思はれるのであるが其時は只堅くなつて居た...
長塚節 「隣室の客」
...どうも只事じゃないぞ……ってさ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...只(ただ)私は爾(そ)うしたらば便利だと思う丈(だ)けの話だからと云(いっ)て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...只ある工場の前に出ると...
三島霜川 「昔の女」
...我も只今の夢にそのごとくなる物を参らせると...
南方熊楠 「十二支考」
...只今のところ、演習まだ大したことなし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...只(たゞ)「いづれ免(まぬか)れぬ身ながら...
森鴎外 「大塩平八郎」
...只圓は何の苦もなく遣っているようですから...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...只平凡な可愛い顔である...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...親代々の耶蘇(やそ)教信心が、この男に到って最高潮に達しました結果、この病院へ収容されますと、煉瓦や屋根瓦の破片に聖像を彫って、同室の患者たちに拝ませたり致しておりましたが、只今は又、彼(か)の女王気取の狂女を、マリヤ様の再来と信じまして、随喜、渇仰(かつごう)の涙を流しているところで御座います...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...青澄んだ空の只中を黄色く光って行く飛行機を仰いだ……そのあとから白い輪廓ばかりの死美人の裸体像が六個(むっつ)ほど...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...只ホリシス神の御機嫌のみは益(ますます)麗しいと見えまして...
夢野久作 「鼻の表現」
...「只今そちがあの窓で...
吉川英治 「江戸三国志」
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