...――句意はその淋(さび)しい人里離れた山に行って花見をしていると...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...西の京にばけもの栖(すみ)て久しく荒れはてたる家ありけりいまそのさたなくて春雨や人住て煙壁を洩る蕪村(ぶそん)この句意は前置がありますから説明をしなくっても判るでしょうけれども例によって簡単に申します...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...けさ春の氷ともなし水の糟(かす)召波(しょうは)この句意はある日の朝手水鉢(ちょうずばち)なり盥(たらい)なりそういうものを見ますと...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...さてこの句意は、人里離れた深山などにある樟の樹の梢(こずえ)に鷲(わし)が巣をくっている、その鷲が巣をくっている枝は枯枝でありますが、ちょうどその枯枝のあたりに赤い色をした春の日が落ちるのを見たというのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...越(こし)より飛騨(ひだ)へ行くとて籠(かご)のわたりのあやうきところどころ道もなき山路にさまよひてこの前置はこの句の価値を増減するに足るほど重要なものではないのでありますから前条句意を解釈する上には必要のないものとして掲げなかったのでありますが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...句意は梅の花が一昨日はただ一輪見えたのが昨日は二輪今日は三輪になってその梅の花のぼつぼつと数を増してくるに従って...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...句意は春の日の長閑な趣をいったので...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...別にあとがまばらになったようにも見えないとこういう句意であってこれを俗語に訳してみると「……跡が格別まばらでもありませんでした」というくらいの意味であります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...前申した通り秋の空は一年中でことに澄んだ感じのするものでありますが、この句意は、その秋の空が澄みきったままで昼から夜に移って行ったというのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...(27)前掲の諸句は一々句意を説明することはあまり煩雑にわたるから略するとしてこの句だけを解釈してみますれば...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...春風や殿待うくる船かざり太祇(たいぎ)句意は...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...またはらみという句意なのだ...
野村胡堂 「胡堂百話」
...思へばこの句意、殊に哀れ...
正岡容 「下町歳事記」
...以而、句意が分らう...
正岡容 「大正東京錦絵」
...句意は世の中の有為転変(ういてんぺん)なるは桜花の少しの間に咲き満ちたると同じとなり...
正岡子規 「俳諧大要」
...句意は余所(よそ)で腹の立つ事ありてむつとしながら内に帰れば...
正岡子規 「俳諧大要」
...さればこの句意は神無月の頃は到る処に木の葉落ち重なりて下駄(げた)草履(ぞうり)にも音あるほどなるに...
正岡子規 「俳諧大要」
...短い文のリズムと句意に溢れていて名文をなしている...
横光利一 「静安寺の碑文」
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