...実はこの日記文の古風なスタイルは...
梅崎春生 「Sの背中」
...古風な気持ちにはなれなんだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...(たれむしろをする事堂上(だうしやう)にもありて古画にもあまた見えたる古風なり)勝手の方には日用の器(うつは)あまたとりちらしたるなかに...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...けばけばしい洋服の踊り子と古風なおみくじ...
高見順 「如何なる星の下に」
...大きな古風な時計が柱にかゝつてけたゝましい音を立てゝゐるのも...
田山録弥 「山間の旅舎」
...古風なその家へ入ることにしたが...
徳田秋声 「仮装人物」
...其前髮のあたりにした短册のやうなのが幾つもひら/\と垂れた古風な簪がランプの光にぎら/\と光つて一層しとやかに見えた...
長塚節 「開業醫」
...なんでこんな古風なものを買ってきたものかな」「いけませんか...
夏目漱石 「三四郎」
...「これは何んだ」「櫛ですよ」「櫛はわかつて居る――まさか熊手と間違やしめえ」「その櫛に曰(いは)くがありさうなんで」「何處の新造に貰つて來たんだ」「今頃こんな古風な櫛を差す新造(しんぞ)はありませんよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その上に腰をかけて編物をしてゐる娘もなく煖爐に坐る黒猫の姿も見えない白いがらんどうの家の中で私は物悲しい夢を見ながら古風な柱時計のほどけて行く錆びたぜんまいの響を聽いた...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...チエホフの小説にでもありそうな古風な浜辺の宿なり...
林芙美子 「新版 放浪記」
...古風な椅子に腰をかけながら眠っていたので...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...古風な哀れつぽさで取卷かれてゐる女主人公になつてしまつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...一種古風な親王家らしいよさのある御歓待の席と見えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...古風なる臥床に横はれるファウストの姿...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...己が背よりも高く細長い風呂敷包みを背負い込んで古風な貸本屋が...
山本笑月 「明治世相百話」
...古風なりし渡し場風景大川筋にややこしい渡し船古風な渡船も今はたいてい新式の橋梁に変ったが...
山本笑月 「明治世相百話」
...立ち連んだ遊び場もモンパルナスとは違いここは古風な潤おいを湛えている...
横光利一 「旅愁」
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