...北叟笑(ほくそゑみ)をして待(ま)つと...
泉鏡太郎 「一席話」
...私は自分の狂言がうまく当ったのに北叟笑(ほくそえ)んで...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...汪は給仕の叟の方に注意を向けて細かく見ると...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「汪士秀」
...見ると童と叟が武器を持って追って来た...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「汪士秀」
...メーリオネース第四次に、馬を驅り來て黄金の兩タランタの賞を受く、後に殘れる第五賞、 615二重の盃(はい)をアキリュウス、アカイア族の集團の前に携へ、ネスト,ルに與へて彼に陳じ曰ふ、『叟(おぢ)よ、いざ此品受けよ、パトロクロスの埋葬の記念に之を蓄へよ、アカイア陣中また彼を見ること無けむ、我れ君にかくして賞の品捧ぐ、 620君は再び拳鬪に又は角力(すまう)に爭はじ、また投槍に加はらじ*競けの走も爲さゞらむ、辛き老齡痛むべく君の肢體を弱らしむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...』使アルゲープォンテース即ち答へて彼に曰ふ、『叟(おぢ)よ、然かなり、正しくも君はこれらの事を曰ふ、さはれ今また一切をまことに我に打ちあけよ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...シャクに含(ふく)む所のある長老達は北叟笑(ほくそえ)んだ...
中島敦 「狐憑」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...お星さんの家お星さんの家(うち)はお空の 上にお空の 上のお星さんの 家に小窓が一つ小窓の かげにお星さんは ねててあかりを つける小窓の かげにあかりが つくとお星さんの 家はぴかりと 光る新おとぎ唄(その二)三番叟――蜆の貝――かげ弁慶――だまり虫家(うち)にゐると三番叟(さんばさう)外へ出ると蜆(しじみ)の貝蜆の貝なら煮てたべな...
野口雨情 「未刊童謡」
...あちきは『さらし三番叟(さんばそう)』の所作だけで身体が暇なものでございますから...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...」と北叟笑み、既にもう手前が鎧武者になつた気で、アヌビスを賽銭拾ひに、また同志の悪党を悉く使丁に抜摘した太鼓隊を組織して、毎夜毎夜メイの店で手配を回らし、前祝ひの盃を挙げてゐたが、いよいよ期の熟した今朝となつてはあらゆる弁舌を弄して私に迫つた上、若しも私が云ふことを諾かなかつたならば、一思ひに腕力沙汰をもつて捻ぢ伏せてしまはうと決心し、今や二十人からの同勢が勢ぞろひをして手ぐすねひいて繰り出すところである――斯う聞くと私は、娘の手前といふばかりでなく、しつかりと武張つて、そいつは面白いや! とか、日頃の鬱憤を晴して目にもの見せずに置くものか! などゝ唸つたものゝ、何故か総身に不思議と激しい胴震ひが巻き起つて歯の根が合はなくなつた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...酒屋に生まる私は戌の年で今年七十九歳になるのですが、至って壮健で老人メクことが非常に嫌いですので、従って自分を翁だとか、叟だとか、または老だとか称したことは一度もありません...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...雑貨商大久保増太郎と云ふ叟(をぢ)が住んでゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...又此列の最右翼に居る「範叟道規庵主(はんそうだうきあんしゆ)...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...そこへゆくと、純粹藝術派の田能村竹田などは、三十にして隱遁し、四十一二歳の年には、書簡にも、田翁だの、竹田叟などと、自署してゐる...
吉川英治 「折々の記」
...幸村自身は傳心月叟と世捨人めかして...
吉川英治 「折々の記」
...「田野(でんや)の黄童(こうどう)や白叟(はくそう)が何を知ろうぞ...
吉川英治 「三国志」
...四十歳をこえるともう自ら叟(そう)といったり翁と自称したりしている例はたくさんにある...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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