...言わば未(ま)だ取止めのない卵的の恋であるから...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...こんな取止めもない事では雑誌に載せて頂くのは如何(いかが)かと存じますが御返事までに申上げます...
寺田寅彦 「書簡(※[#ローマ数字1、1-13-21])」
...取止めのない男の気持や言草(いひぐさ)が何だかふは/\してゐて...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...取止めもない空想に耽りだした...
豊島与志雄 「鯉」
...この夢の全く取止めようのないのに呆(あき)れているのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...辛くも命を取止めました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...一向取止めもありませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親爺の答は取止めもなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この祝言は取止めにしても異存(いぞん)はあるまいな」平次は勘兵衞の方へピタリと向きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...幸ひ水を呑まなかつたと見えて虫の息がありますが」「助かるか」「命だけは取止めるかも知れません」「有難い」平次は直ぐ飛び出しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...漸く命だけは取止めて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これほどまで操(みさを)といふものを取止めて置いただけ憐(あはれ)んで遣つてくれ...
樋口一葉 「うつせみ」
...諸説みだれて取止めたる事なけれど...
樋口一葉 「にごりえ」
...諸説みだれて取止めたる事なけれど...
樋口一葉 「にごりえ」
...お取止めの程をねがい奉ります...
吉川英治 「新書太閤記」
...こっちの先手を越して道者船を取止めたのに違えねえ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お取止めの御諚(ごじょう)あるからには...
吉川英治 「宮本武蔵」
...私は今考へれば極(ご)く取止めなき子供らしい答へをいたし升(まし)た...
若松賤子 「黄金機会」
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