「取分」の意味
各自の取り分や分け前
「取分」の例文(場面別)
- ビジネスプロジェクトの利益をチームメンバーで話し合い、各自の取分を公平に決めた。
- 日常会話ケーキを切り分ける際、子供たちに「自分の取分は自分で取ってね」と声をかけた。
- ニュース災害支援物資の配給で、住民同士が取分を巡って対立するケースが報告されている。
小説での「取分」の使い方
...取分け御姫様の御側からは御離れ申した事がないと云つてもよろしい位...
芥川龍之介 「地獄変」
...四合罎(しがふびん)に取分(とりわ)けて...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...肉(チキン)を切って皿へ取分けてやる...
泉鏡花 「婦系図」
...取分け或民族に徳性ありや否やと云ふ問題を考察するに當つては...
橘樸 「支那を識るの途」
...取分け自動車と船とが苦手であったこと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ここは取分け陽(ひ)の光にいつも翳(かげ)があった...
徳田秋声 「仮装人物」
...やがて女はわが身を送出でて再び葡萄棚の蔭を過ぐる時熟(みの)れる一総(ひとふさ)の取分けて低く垂れたるを見...
永井荷風 「葡萄棚」
......
一葉稿 「五月雨」
...蚊いぶし火鉢に火を取分けて三尺の椽に持出し...
樋口一葉 「にごりえ」
...これを取分けて可愛しとにも非ず...
樋口一葉 「花ごもり」
...お勢も今日は取分け気の晴れた面相(かおつき)で...
二葉亭四迷 「浮雲」
...といううちにも取分けてお政は不機嫌(ふきげん)な体(てい)で...
二葉亭四迷 「浮雲」
...昇に狎(な)れ親んでから、お勢は故(もと)の吾を亡(な)くした、が、それには自分も心附くまい※お勢は昇を愛しているようで、実は愛してはいず、只昇に限らず、総て男子に、取分けて、若い、美しい男子に慕われるのが何(なに)となく快いので有ろうが、それにもまた自分は心附いていまい...
二葉亭四迷 「浮雲」
...従って耕作者の取分となる分量は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...いや螢の光ること飛んで來ること! 其の晩は取分け螢の出やうが多かツたやうに思はれた...
三島霜川 「水郷」
...そこで別に取分けてある上等のスープの中へ鳥の漉した肉七分に米三分の割合で入れて塩胡椒で味をつけて牛乳を五勺ほど加えてドロドロに煮る...
村井弦斎 「食道楽」
...七把に取分けて祭るという話も聴くが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...勝家の取分も減らして...
吉川英治 「新書太閤記」
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