...取分け御姫様の御側からは御離れ申した事がないと云つてもよろしい位...
芥川龍之介 「地獄変」
...強慾で――いやその中でも取分け甚しいのは...
芥川龍之介 「地獄変」
...強慾で――いやその中でも取分け甚しいのは...
芥川龍之介 「地獄變」
...取分けて此下宿の...
石川啄木 「菊池君」
...取分け私自身の聞出して書く材料が...
石川啄木 「菊池君」
...そういう時は自分の膝元へ引寄せてお椀(わん)の蓋(ふた)なり小皿(こざら)なりに肴を取分けて陪食させた...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...取分け或民族に徳性ありや否やと云ふ問題を考察するに當つては...
橘樸 「支那を識るの途」
...やがて女はわが身を送出でて再び葡萄棚の蔭を過ぐる時熟(みの)れる一総(ひとふさ)の取分けて低く垂れたるを見...
永井荷風 「葡萄棚」
...取分(とりわ)けては甚樣(じんさま)のこと...
樋口一葉 「曉月夜」
...蚊(か)いぶし火鉢(ひばち)に火(ひ)を取分(とりわ)けて三尺(じやく)の椽(ゑん)に持出(もちいだ)し...
樋口一葉 「にごりえ」
...これを取分けて可愛しとにも非ず...
樋口一葉 「花ごもり」
...取分けて若い男という者はこうこういう性質のもので有るから...
二葉亭四迷 「浮雲」
...といううちにも取分けてお政は不機嫌(ふきげん)な体(てい)で...
二葉亭四迷 「浮雲」
...昇に狎(な)れ親んでから、お勢は故(もと)の吾を亡(な)くした、が、それには自分も心附くまい※お勢は昇を愛しているようで、実は愛してはいず、只昇に限らず、総て男子に、取分けて、若い、美しい男子に慕われるのが何(なに)となく快いので有ろうが、それにもまた自分は心附いていまい...
二葉亭四迷 「浮雲」
...そこで別に取分けてある上等のスープの中へ鳥の漉した肉七分に米三分の割合で入れて塩胡椒で味をつけて牛乳を五勺ほど加えてドロドロに煮る...
村井弦斎 「食道楽」
...家も邸(やしき)も手広くして人出入さえ多き中に去年当家の若旦那が大学校を卒業されて文学士というエライお方になられたげなと評判隣村にまで広がりしより取分け人の訪(と)い来(く)る事多く主人夫婦は応接に遑(いとま)あらず「イヤこれは八兵衛(べえ)さんよくおいでだね」八兵衛「ヒエー...
村井弦斎 「食道楽」
...七把に取分けて祭るという話も聴くが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...取分(とりわ)けてこの類の神隠しが頻繁(ひんぱん)で...
柳田国男 「山の人生」
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