...従来(これまで)義理に逼(せま)られて三度ばかし肉叉(フオーク)を手にとつた事があるが...
薄田泣菫 「茶話」
...そこへ他の夜叉が湯気の立っている湯を盛った大きな杓(ひしゃく)を持ってきた...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...イギリスの紋章ではブリタニアをあらわす女人像が海の女王の象徴として楯と三叉戟とを持っているのである...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...こんなことを考えながらこの一等兵は天神橋六丁目の交叉点をつっ切ったのである...
戸坂潤 「社会時評」
...荒壁の土の割れ目には風塞ぎの新聞紙が交叉している...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...当時我輩は金色夜叉をまだ書物では読んでいなかったと思うがその内容は或人から聞いて読みたいと心掛けていて果さず...
中里介山 「生前身後の事」
...そんな偶然の交叉点に立って...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...夜叉(やしや)のやうな女ぢやないか――あツ舌を噛み切りやがつた」平次の膝の下で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...外面如菩薩内心如夜叉の下手人が縛られたら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は道の交叉(かうさ)した處や拔道などを通つて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その時一の夜叉名を賓伽羅(びんがら)と呼ぶ者曠野に住んで血肉を食い...
南方熊楠 「十二支考」
...義父(おや)の花夜叉や仲間の衆は...
吉川英治 「私本太平記」
...藤夜叉さまといい...
吉川英治 「私本太平記」
...不知哉丸(いさやまる)と藤夜叉の母子は...
吉川英治 「私本太平記」
...だが藤夜叉、よっく胸に手をあてて考えてみろ...
吉川英治 「私本太平記」
...地蔵菩薩のお守りも、藤夜叉さんのは、信仰で抱いているのではありません...
吉川英治 「私本太平記」
...「え、藤夜叉です...
吉川英治 「私本太平記」
...藤夜叉はそうした史実上の“越前ノ前”を小説化したもので...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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