...此の如く斷じ去るは厭世者の誇張である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...我々は大阪を去る十二マイルの服部川と郡川の村に...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...立去る前に憐愍の鑰(かぎ)とも仰ぐ「愛」をよびわが思ふことつばらかに述べよと乞ひて『この「歌」の調(しらべ)の報いえさせむとかの君のかたへにとまり...
ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 上田敏訳 「歌よ、ねがふは」
...自分達は進んで創作界から葬り去る役を勤めたいと思つてゐるといふのだ...
薄田泣菫 「茶話」
...客をして、来り、去るにまかせ、鐘がなり子供がさけぶにまかせよ――断乎としてわが一日をおくる覚悟で...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...彼のめぐりに輝ける被袍廣げておほひ去る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 485いづれか高き功名の譽を搬び去るべきに...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...走り去るのである...
外村繁 「打出の小槌」
...この宝燈の中へ消え去るべき自分だとも思ったり――或いは...
直木三十五 「南国太平記」
...至上の国へと運び去るゆるやかなその羽搏きよ……揺籃に...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...彼らの汝を去ると共に消ゆ...
新渡戸稲造 「武士道の山」
...『ライオン』戦車上陸すフーラー博士の第一中隊が太東岬の向うへ去ると...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...丁度食後の菓子を運んできた女中が立ち去るのを待って...
堀辰雄 「晩夏」
...負けた後は逃げ去ることさえできないようにした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...雲が月のおもてにかかると、そのときだけはあたりがほの暗くなるが、雲が去ると、これらの風景ぜんたいが、明るくて青い、水底の中にあるように眺められた...
山本周五郎 「青べか物語」
...因(ちなみ)に、去る二月頃、東京で捕まった不良少年少女の一団の中には、彼女の名は無かった...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...今ここを去る半兵衛の心根を思いやるとわしは堪らなくなる……」秀吉はそういいながら大股に陣所の内へ帰って行った...
吉川英治 「黒田如水」
...京都に留まるか去るかを決定するために四カ月の猶予を請い...
和辻哲郎 「鎖国」
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