...あの厖大(ぼうだい)な南極大陸の上にすむ「陸棲動物(りくせいどうぶつ)」の中で最大なるものは何か...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...先刻から厖大な身体がともすれば滑り落ちそうで仕方が無い...
中島敦 「南島譚」
...厖大(ぼうだい)にして尊敬すべき二人の婦人に抱きかかえられつつ...
中島敦 「光と風と夢」
...あの厖大(ぼうだい)な鎔鉱炉(ようこうろ)などを造るのは全く馬鹿気た話だ...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...出版物の書目を集大成したサンフォードの「ルイ十七世本(ブックス)」(紐育・一八〇九年)という厖大な図書目録まであるが...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...件(くだん)の上申書には一篇の小説めいたはなはだしく厖大な述作が添えてあり...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...*10後続の厖大な二篇 『死せる魂』第二部及び第三部のこと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...幅五十八間乃至(ないし)二十一間という厖大(ぼうだい)な道路普請が行われた...
本庄陸男 「石狩川」
...あのドイツスパイ団という厖大(ぼうだい)な秘密機構の一重要分子であった...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...……寝台は非常に厖大なマホガニイ製の品で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...厖大なロマンチシズムではありますまいか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それにも厖大な費用がかかるので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...例えば厖大(ぼうだい)な「家譜(かふ)」など湮滅(いんめつ)してしまったと聞きました...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...その厖大(ぼうだい)な蒐集や展観は松坂屋の服部氏や高島屋の川勝氏等の経済的応援があったためで...
柳宗悦 「四十年の回想」
...厖大(ぼうだい)な人数の輪が車形(くるまなり)に旋(めぐ)るように...
吉川英治 「新書太閤記」
...かつて中村直勝博士に依嘱してあつめたという厖大(ぼうだい)な楠氏史料は戦災で焼いてしまったがと...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...二十余年間の心血を傾けてきた厖大(ぼうだい)な日本外史の草稿の中に埋もれて...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...大火に対してなんの防備もないあの厖大な都市を築いていった人々の愚をわらうことはできぬ...
和辻哲郎 「地異印象記」
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