...成程僕等年少の徒は度たび滝田君に厄介をかけた...
芥川龍之介 「滝田哲太郎氏」
...『大きな数と云ふものは何んでも厄介なものだよ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...兩親に厄介はかけないで...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...厄介な用件を持ち込むものだ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...船長に関することをすっかり厄介払いしたという訳ではないのであるが...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...厄日らしく降つたり吹いたり...
種田山頭火 「其中日記」
...自分が殺人犯人だと告白するのはだれでも尻込みしたくなる……殺人犯人は自分の傑作をばかばかしいほど謙遜する……そいつが厄介の元です...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...何か致命的(ちめいてき)の災厄が起こったのではあるまいか...
ディッケンズ Charles Dickens 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...みんなひどく厄介なものだったので...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...われは唯この迷ありしがためにいはゆる当世の教育なるもの受けし女学生上(あが)りの新夫人を迎ふる災厄を免(まぬか)れたり...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...警察の厄介にならない代りに...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...私が厄介になつて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...十九の厄だから今年はいけないとかで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...厄災と云う字は笑いすてきれないかげを投げるだろう...
宮本百合子 「幸運の手紙のよりどころ」
...人間の大厄難になつてゐる病(やまひ)は...
森鴎外 「妄想」
...一種の厄介(やっかい)ばらいをしたような...
山本周五郎 「青べか物語」
...それは厄介な惨めな恋人をお持ちになることになってよ...
横光利一 「旅愁」
...難儀な中にまた厄介な代物(しろもの)が出てきた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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