...そんなには要らないから、包を破いて、自分で一つだけ取って、ああ、厄落し、と出よう、とすると、しっかりこの、」と片手を下に、袖(そで)をかさねた袂(たもと)を揺(ゆす)ったが、気味悪そうに、胸をかわして密(そっ)と払い、「袂をつかまえたのに、引張られて動けないじゃありませんか...
泉鏡花 「悪獣篇」
...それは厄介な思ひをする甲斐のあるものでした...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...「先生には色々御厄介をかけたものですよ...
薄田泣菫 「茶話」
...これらの陛下からお下げ戴いたものを私が担ぎ込んだかの如く厄介視して...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...二百十日の厄日である...
種田山頭火 「行乞記」
...」「あの人が厄介(やっかい)がるから...
徳田秋声 「仮装人物」
...久しく厄介(やっかい)になっている私にはよく分るのです...
夏目漱石 「こころ」
...警察の厄介にならない代りに...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...厄介(やつかい)なことらしいよ」「――」隱れた紙入のポケツトから取出したのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まあ荷馬車か御用運送車の厄介にでもなって...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...或る種のオッチョコチョイな作家が工場から工場へと鉛筆をもって飛びまわるという厄介を減らすかもしれない...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...ハシカてえもんは子供の厄だてえが...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...幽鬼などが住んでいてそうした災厄(さいやく)をしばしば起こすのでなかろうか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...厄難(やくなん)に逢つてからこのかた...
森鴎外 「最後の一句」
...事件が生んだ災厄の家の...
吉川英治 「大岡越前」
...大きな時代的災厄の悲運から突き出されて...
吉川英治 「大岡越前」
...追放と突發の厄と...
吉川英治 「折々の記」
...もちろん厄介者は機械的に駆除された...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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