...妻は大きな溜息をして背の荷と一緒に赤坊を卸して胸に抱き取った...
有島武郎 「カインの末裔」
...錠前を卸(おろ)したのと同じ形になってしまったのだ...
江戸川乱歩 「お勢登場」
...そこにはいつも厳重に錠前が卸(おろ)してあって...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...窓を開いてじっと見ていると、三人連れは段々小さくなって遂に岩蔭に隠れてしまったが、待つ程もなく、舟着場の方から一艘(そう)の帆前船(ほまえせん)が、帆を卸したまま、私の眼界へ漕ぎ出して来た...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...度々腰を卸(おろ)しては...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...これは色気ぬきの高い利子で資本(もと)を卸し...
徳田秋声 「縮図」
...そこへ荷物を卸(おろ)して...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで一行からお君だけを卸してしまったのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...土間の長い腰掛に腰を卸すと...
中里介山 「大菩薩峠」
...腰を卸(おろ)した三人は突き当りの右側に...
夏目漱石 「虞美人草」
...其所(そこ)へ御掛(おか)けなさいよ」代助は嫂(あによめ)の真(ま)正面へ腰を卸した...
夏目漱石 「それから」
...進めぬ先から腰懸の上にどさと尻を卸す...
夏目漱石 「幻影の盾」
...宗助(そうすけ)は仕立卸(したておろ)しの紡績織(ばうせきおり)の脊中(せなか)へ...
夏目漱石 「門」
...棚卸しのときに残品を見れば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...深く根を卸した大木のやうにその足に十分力が入つてゐて...
森林太郎 「鼎軒先生」
...一つ御免蒙って御神輿(おみこし)を卸(おろ)してみよう...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...そしてその晩はべつに何の事もなく客が帰ると戸を卸(おろ)していつものように薄い蒲団にくるまって寝ただけだった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...白猫との間はそうは問屋が卸さなかったのです...
J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
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