...卒然と言われたことに驚いた...
...ふとしたことで卒然と気分が変わることがある...
...やる気がなかったけれど、友達からの一言で卒然と気持ちが引き締まった...
...彼の卒然とした態度に私は不信感を抱いた...
...卒然とした態度で彼女からの告白を受け流してしまった...
...僕は卒然として昨日の野呂の言葉を思い出した...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...淋しい大きな空の翼はから鳴りを發し忽ち日を蔽ふやうに暗くなり卒然として舞ひ下り深淵はそこに開け...
千家元麿 「自分は見た」
...殊に文中卒然としてでてくる「本木昌造樣へも御遣し被下度...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...北支事変の発生によって政治的な挙国一致なる儀礼が卒然として社会的に発生し得るということのメカニズムは...
戸坂潤 「挙国一致体制と国民生活」
......
中島敦 「和歌でない歌」
...卒然として冷かな鏡の裏を掠(かす)めて去った...
夏目漱石 「思い出す事など」
...この一刻の幸(ブリス)から生ずる永久の苦痛がその時卒然として...
夏目漱石 「それから」
...人形だけを渡して置きました」「エッ」鯛六の顔色が卒然として変りました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...卒然(いきなり)道端(みちばた)の小石を拾って打着(ぶっつ)けてやろうとしたら...
二葉亭四迷 「平凡」
...――ルイスヒェンのイは卒然と彼の口から消えて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...卒然変な音を立て高く号(さけ)び...
南方熊楠 「十二支考」
...孫次郎の顔に卒然として力が溢れた...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...卒然とみな色を失った...
吉川英治 「私本太平記」
...泣きぬいたあとは、卒然、涙の底から、立ち直る生きがいをつかんでくれ...
吉川英治 「新書太閤記」
...永いあいだ業(ごう)を煮やしたものよ」卒然と彼は身ぶるいした...
吉川英治 「親鸞」
...卒然と何か悟って...
吉川英治 「親鸞」
...彼は、卒然と、寝醒めのうつつに、坂東平野の牧の馬小舎を思い出した...
吉川英治 「平の将門」
...するとそれを傍らで聞いていた城太郎は、身の毛をよだてたように、卒然と、愕(おどろ)きを顔にみなぎらして、「沢庵さま...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
