...ことに防空問題についての理解と準備とが十二分に行われた結果であると申されます...
海野十三 「空襲葬送曲」
...油学士の自尊心を十二分に傷つけた...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...十二分に知っていた...
海野十三 「振動魔」
...恰度四時四十二分に夜行の旅客列車が物凄い唸りを立てて...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...十二分に絶命した若い友達の悲惨な光景は絶えずかれの体に蘇って来ていた...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...クライマックスの狂風の場面の物をかきむしるような伴奏もはなはだ特異なもので画面の効果を十二分に強調する効果がある...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...それらの古人の理想を十二分に実現した最初の人が芭蕉であったのである...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...何んな完全な設備でも出来る筈の余地が十二分にあつた...
徳田秋聲 「老苦」
...十二分に「水祝い」をして上げたことと思えば腹も立てないではないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...飛んで火に入る勇気を十二分に持ち合わせている...
中里介山 「大菩薩峠」
...三十十二分にマドロスの度胆を抜いてから...
中里介山 「大菩薩峠」
...今や性急に且つ十二分に充たされねばならぬ...
中島敦 「盈虚」
...元旦の九時十二分に噴水の鶴が鳴くというのは一体何から割り出したものか元より作者などの知ろう筈はない...
久生十蘭 「魔都」
...これまでとてチチコフの如才ない応対の気持よさは十二分に認めていながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...十二分に勢いも大きさも増すに相違ない...
南方熊楠 「十二支考」
...この点で十二分に利用された...
宮本百合子 「ある回想から」
...十二分に尽くした今日までの好意がわからない年でもないのに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...七月十九日の午前十時二十二分に三年町の自宅自室で父が七十二歳の息を引取った時...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
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