...×樹の枝にゐる一匹の毛虫は...
芥川龍之介 「芸術その他」
...幾匹かの狸が伝法院の院代をしている人の家の縁の下に隠れて...
淡島寒月 「寺内の奇人団」
...其の突き出した方の端を一匹の蟻が捉へると同時に他の蟻共は地面についてゐる方の端を持ち上げる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...大小取りまぜて数匹...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...人間はおろか一匹の猫さえも飛出して来なかった...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...他の一匹は右に向うて穴をうがったために不幸にもついに一匹の蚯蚓にも出あわぬというごとき場合も往々(おうおう)あろう...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...一匹のヘビこそ彼の選択すべき紋章であって――神秘にして美しき土の子なのである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...一匹もつかまらなかった...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...一匹の虎として狂ひ廻り...
中島敦 「山月記」
...ふと僕の掌の近くに一匹の蟻が忙しさうに這つて来た...
原民喜 「心願の国」
...柳行李の中には赤茶けた虫が何十匹となくもそもそと這ひ廻つてゐた...
北條民雄 「続重病室日誌」
...丈の高いフロックスの花のまはりを飛んでゐる一匹の蝶を見つめ出してゐるのか?(「新詩集」第一卷)詩人はその婦人の古い墓の前にいくたびか佇んだと見える...
堀辰雄 「或外國の公園で」
...塞がれた裂れ目の前でばつたり出會つた二匹の鼠の怯え切つたつめたい眼差し...
堀辰雄 「春日遲々」
......
三好達治 「測量船拾遺」
...若し一匹の極(き)まった虫を取ろうとするのだと...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...一匹が食料箱に首をつつこんでいるのをペローが発見した...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...ロンドンと匹敵する大都会は上海を措いてないと思う...
横光利一 「静安寺の碑文」
...沂嶺(きれい)の虎を四匹...
吉川英治 「新・水滸伝」
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