...趙先達は北叟笑(ほくそえ)みをもらした...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...北叟笑(ほくそゑみ)をして待(ま)つと...
泉鏡太郎 「一席話」
...北叟笑(ほくそえ)んだが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...……しかも尽きぬ興趣に燃えてまた恍惚(うっとり)と閉ずるその瞳! まったくそれは豊猟に北叟笑(ほくそえ)む猟師の眼...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...シャクに含む所のある長老達は北叟笑(ほくそゑ)んだ...
中島敦 「狐憑」
...おもちやおもちやで面白いんぞおれはおもちや以外のことは考へてみたこともないぞおれはおもちやが面白かつたんだしかしそれかと云つておまへにはおもちや以外の何か面白いことといふのがあるのかありさうな顔はしとらんぞあると思ふのはそれや間違ひだ北叟笑(にやあツ)とするのと面白いのとは違ふんぞではおもちやを面白くしてくれなんぞと云ふんだらう面白くなれあ儲かるんだといふんでなでは...
中原中也 「玩具の賦」
......
波立一 「檻の中」
...心の中(うち)で北叟笑(ほくそえ)みながら...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...思わず北叟笑(ほくそえ)んだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ぞくぞくして北叟笑んだものだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...口達者な勇者の顔にも北叟笑みが浮かんだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...」と北叟笑み、既にもう手前が鎧武者になつた気で、アヌビスを賽銭拾ひに、また同志の悪党を悉く使丁に抜摘した太鼓隊を組織して、毎夜毎夜メイの店で手配を回らし、前祝ひの盃を挙げてゐたが、いよいよ期の熟した今朝となつてはあらゆる弁舌を弄して私に迫つた上、若しも私が云ふことを諾かなかつたならば、一思ひに腕力沙汰をもつて捻ぢ伏せてしまはうと決心し、今や二十人からの同勢が勢ぞろひをして手ぐすねひいて繰り出すところである――斯う聞くと私は、娘の手前といふばかりでなく、しつかりと武張つて、そいつは面白いや! とか、日頃の鬱憤を晴して目にもの見せずに置くものか! などゝ唸つたものゝ、何故か総身に不思議と激しい胴震ひが巻き起つて歯の根が合はなくなつた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...片里は北叟笑(ほくそえ)みながら...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...印税を貰って北叟笑む蚊士共...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...……なぞと独りで北叟笑(ほくそえ)みながら...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...それと共に側にいる吉宗の片頬にニッとゆがむ北叟笑(ほくそえ)みが...
吉川英治 「江戸三国志」
...今宵(こよい)をまたとない機会と北叟笑(ほくそえ)んで...
吉川英治 「剣難女難」
...思わず北叟笑(ほくそえ)みして...
吉川英治 「新・水滸伝」
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