...野鼠の様な地球の険しい背なかを匍匐することはそも誰が始めたかを痩せて矮少(ママ)である ORGANE を愛撫しつゝ歴史本の空ペエヂを翻へす心は平和な文弱である...
李箱 「LE URINE」
...四つん匐いにならなくては通れぬ」とすればズボンなどは構っていられなくなる...
石川欣一 「可愛い山」
...一日中雪を踏んだり岩を匐ったりして野営地に着く...
石川欣一 「可愛い山」
...ひどい震動が乗組員たちの足許から匐(は)いあがってきて脳裡にまで響いた...
海野十三 「地球発狂事件」
...足の裏から振動が匐いあがって来る」「ええッ……」春部は愕いて帆村の胴中を両腕で締めた...
海野十三 「千早館の迷路」
...四つ匐(ばい)になって登りつづけた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...匐(は)いおりて行くなどということはとうていできませんでした...
豊島与志雄 「強い賢い王様の話」
...池の中から匐い出した...
豊島与志雄 「特殊部落の犯罪」
...それから急に向うの方へ匐い出した...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...皆はぞろぞろ藪の奥へ匐つて行く...
原民喜 「夏の花」
...彼は必死で船の方へ匐(は)い上ろうとする...
原民喜 「火の唇」
...微かに皮膚の下側を匐(は)い廻るもののけはいがあって...
原民喜 「冬日記」
...全身はさかしまに吊(つる)されながら暗黒の中を匐って行く...
原民喜 「冬日記」
...吾々日本国民は今日尚お門閥の下に匍匐(ほふく)することならん...
福沢諭吉 「女大学評論」
...木の根につかまって匐(は)いあがりだした...
本庄陸男 「石狩川」
...どこかそこいらに匐(は)ひ出してゐるだらうから...
宮原晃一郎 「漁師の冒険」
...猫のように緊張しながら匐い登って行くと...
夢野久作 「白菊」
...その周囲(まわり)を飛びまわったり匐(は)いまわったりしている子供たちの姿ばかりになってしまった...
夢野久作 「老巡査」
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