...その結果は見られる通りの甚だ拙劣で読みづらいものになってしまったのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...我輩も策に於てはあまり人に劣らぬという自信をもっておるが...
大隈重信 「東洋学人を懐う」
...道教思想の雄渾(ゆうこん)なところは、その後続いて起こった種々の運動を支配したその力にも見られるが、それに劣らず、同時代の思想を切り抜けたその力に存している...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...彼らの仕事は漆器家具匠の仕事にも劣らぬ精巧なものであるから...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...私の方こそ獣よりもまだ劣った品性の持主のような気持がして...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...彼の嘆き方は夢の中のそれにも劣らないような気がするのである...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...十一月廿一日私の近来の生活はただ愚劣の一語に尽く...
種田山頭火 「其中日記」
...弱き者は賤劣(せんれつ)となり強き者は崇高となる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかも知行高(ちぎょうだか)も格式も以前は我々に劣(おと)ること数等...
中里介山 「大菩薩峠」
...田沼主殿頭の若かりし日にも劣らぬ出世のマラソンです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...お喜多に劣(おと)らぬ容貌(きりやう)になるでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...すべて卑劣な陰謀だとか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...おそらく女性は男性よりも劣等であり奴隷は全然奴隷であらうとも...
牧野信一 「嘆きの谷で拾つた懐疑の花びら」
...時には殆んど調子さへ出て居(を)らぬ劣惡(れつあく)な作のやうに思はれることもあツた...
三島霜川 「平民の娘」
...今日もなおホメロスやプラトンの時代に少しも劣りはしない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...犬畜生にも劣るやつを...
吉川英治 「三国志」
...どっちも負けず劣らずの酒呑み大将といったような恰好だった...
吉川英治 「私本太平記」
...しかしその女らしさを通じて現われている清浄さは本尊に劣らない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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