...黒雲を劈(つんざ)いて天の一角から一角に流れて行く電光の姿はまた私に本能の奔流の力強さと鋭さを考えさせる...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...表現の力強さ、表現の完全さも、我々の頭にはひびきもしない...
ヴァレリイ 坂口安吾訳 「〔翻訳〕ステファヌ・マラルメ」
...別してドッシリした重味のある力強さを感ぜしめるは古今独歩である...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...痩せ衰えた女幽霊の余りの力強さに...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...また本質的な線の力強さを味い得るように...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...独逸文学にあらはれた暗さが、また力強さが、軽い文化に捉へられないやうな魂の辛さが、今度の大戦にも名残なくあらはれてゐる...
田山録弥 「真剣の強味」
...彼女の三味線の音締の力強さに驚きもしたが...
豊島与志雄 「表現論随筆」
...その気高(けだか)き力強さは言語に絶する...
野村胡堂 「楽聖物語」
...歴史の流れにゆつくり腰をすゑてゐる民族の力強さが...
林芙美子 「浮雲」
...且人類の醜惡なる事實の力強さに壓迫を感じて惱む自分は...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...私には人間の慾望というものの力強さが...
横光利一 「欧洲紀行」
...壮大な力強さをもって...
和辻哲郎 「樹の根」
...肩から胴へ、腰から脚へと流れ下る肉づけの確かさ、力強さ...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...海のような力強さを御覧なさい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...この像の力強さに及ぶものは一つもありません...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...そこには原始芸術としての不思議な力強さ...
和辻哲郎 「人物埴輪の眼」
...しかしその感じはイデエの力強さの下にすぐ消えて行く...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
...緊張した力強さは豊満な調和に変わる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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