「力み」の意味
力を入れること
小説での「力み」の使い方
...無用の力みで入院して来た...
梅崎春生 「幻化」
...よく禅僧などの墨せきにいやな力みの出ているものがあるが...
高村光太郎 「黄山谷について」
...それはあさましい暴力みたいで...
太宰治 「斜陽」
...赤く力みながら駈(か)け出したが...
徳永直 「冬枯れ」
...力みかえっている...
中井正一 「美学入門」
...將棋(せうき)では何糞(くそ)つと力み返(かへ)つて遠慮(えんりよ)なしに負(ま)かしたり負(ま)かされたりする事既に五六年にもならうか?この夏もお互(たがひ)に旅(たび)先や何かで久しく顏(かほ)を合せなかつた二人...
南部修太郎 「下手の横好き」
...貴方はぢき其れが怎(ど)うした? とそふ気になつて力み返るんでせう? さう思ふと私はふんと笑ひたくなります...
原田皐月 「獄中の女より男に」
...口元に力みがあり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...力みのある産声が聞えて来た...
久生十蘭 「キャラコさん」
...泰子が生きると決ってから私は全く体中の力みをゆるめて夏以来始めてクタクタになり十三四時間も眠ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まるで知恵や能力みたいに役立っていることか!高位顕職はいつも必ず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そんなことにはお構いなしに力みだす...
山本周五郎 「新潮記」
...つまらない一種の惰力みたような...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...それを動かしてみようとしてうんうんと力み出した...
横光利一 「旅愁」
...ここに潜(ひそ)む魔力みたいなものをかえりみると...
吉川英治 「新・水滸伝」
...くッ! ……」言葉にならない言葉の切れ端を歯の根から力み出したりして...
吉川英治 「宮本武蔵」
...蠅取草の消化力みたいな摩訶(まか)不思議な作用が潜んでいるもののようである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...兩個の少年は遠く三十里の平原を距てゝ尚ほ且つ力み合つてゐたのである...
若山牧水 「古い村」
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