...有馬侯は蒲団の上から剽軽(へうきん)な顔を覗けて下を見た...
薄田泣菫 「茶話」
...それでも酔いが循(まわ)るにつれて剽軽(ひょうきん)になり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...」剽軽(ひょうきん)な女中はバタバタと段梯子(だんばしご)から駈け降りて来ると...
徳田秋声 「足迹」
...友松円諦師の論文剽窃問題は初め教学新聞で暴露されたが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...すなわち彼らは彼を剽窃(ひょうせつ)者だと誣(し)いた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そのとき困りはてた東桂さんが指に唾(つば)をつけて一枚一枚本をくつては薬箱から薬をしやくひだす様子は私を育ててくれた剽軽な伯母さんの真にせまつた身ぶりにのこつていつまでも厭(あ)かれることのない笑ひぐさとなつた...
中勘助 「銀の匙」
...いつ剽掠(ひょうりゃく)を蒙るか...
中里介山 「大菩薩峠」
...剽窃(ひょうせつ)が盗賊の親類であることも知らない...
中里介山 「大菩薩峠」
...君のような剽軽(ひょうきん)ものはとうてい文官試験などを受けて地道(じみち)に世の中を渡って行く気になるまい...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...十三剽軽者という言葉は田口の風采(ふうさい)なり態度なりに照り合わせて見て...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...」日頃(ひごろ)の剽軽(へうきん)さで松さんは...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...いかに何んでもこれでは少し剽軽すぎるというもんですよ...
久生十蘭 「魔都」
...跛(びっこ)の剽軽(ひょうきん)な豆八は...
火野葦平 「花と龍」
...剽悍な騎士が馬背から転落する...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...でもまア何てまア玄坊は剽軽な子でせう...
牧野信一 「蔭ひなた」
...こんな事は多くあろう(宝永五年板『風流門出加増蔵』(『西鶴置土産』の剽窃物)三ノ二...
南方熊楠 「十二支考」
...またも末座から剽軽(ひょうきん)な声で...
吉川英治 「新・水滸伝」
...剽悍(ひょうかん)で一徹者...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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