...それにアスファルトの上などではすべって剣呑(けんのん)だ...
高浜虚子 「丸の内」
...お前の眼から見たら剣呑(けんのん)かも知れんが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...これは剣呑(けんのん)!」と...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...こういう剣呑な調子で財産はぼくの手に...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...剣呑(けんのん)でございますよ……あけっぱなしというところまでは...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...疱瘡神(ほうそうがみ)よりもっと剣呑(けんのん)な流行神(はやりがみ)だ」「そんな剣呑な流行神を平気で眺めている奴の気が知れねえ」見物はまたドッと笑い出して...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうも剣呑(けんのん)に思われてたまらなかった...
中里介山 「大菩薩峠」
...剣呑(けんのん)といえば剣呑です...
中里介山 「大菩薩峠」
...まだ今晩が剣呑(けんのん)でござんすからな...
中里介山 「大菩薩峠」
...今下へ行くとせっかくの話をやめてしまってよ」「どうも剣呑(けんのん)だね...
夏目漱石 「虞美人草」
...俵で眼先がつかえてるから定めし剣呑(けんのん)がるだろうと思いのほか...
夏目漱石 「坑夫」
...こんなものがあるから剣呑(けんのん)だ」「どうして...
夏目漱石 「二百十日」
...そんな剣呑(けんのん)な思いまでして借りる必要もあるまいからね」健三は苦々しいうちにも滑稽(こっけい)を感じた...
夏目漱石 「道草」
...ちょうど木槿垣(むくげがき)を一重隔てて南隣りは沈澱組(ちんでんぐみ)の頭領が下宿しているんだから剣呑(けんのん)だあね」「困るね」と東風君が気の毒そうに調子を合わせる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...疳にさわったから剣呑(けんのみ)を食らわした処から...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...不思議そうな剣呑(けんのん)そうな奇々妙々な顔色(がんしょく)をする...
二葉亭四迷 「浮雲」
...すくなくとも夜中(やちゅう)だけは繃帯を解いて鍵をかけておかないと剣呑(けんのん)ですよ...
夢野久作 「一足お先に」
...また当座だけでも江戸から足を抜かないと剣呑(けんのん)かも知れねえぞ」あわてて腰へ煙草入れをさし込み...
吉川英治 「江戸三国志」
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