...七――実はこの時から数えて前々年の秋...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...野田は前々年に法学士になるとすぐ...
犬養健 「朧夜」
...前々年度の予算表や...
犬田卯 「瘤」
...これはずいぶん前々から約束してあるのだが...
上村松園 「楠公夫人」
...前々からあったけれど...
海野十三 「空襲葬送曲」
...その前々日は終日(しゅうじつ)家にいて床についていたし...
海野十三 「三重宙返りの記」
...つまり事件のあった昨日(きのう)の前々日から...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...前々御申上置可被下候――」と江戸老中宛に書いてゐる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...前々から探していた適当な貸家が見当ったので...
豊島与志雄 「影」
...或は前々から何等かの心算があったのかも知れないが...
豊島与志雄 「悲しい誤解」
...そうして前々に難破することを一々会釈(えしゃく)して居られる...
中里介山 「法然行伝」
...前々から実験室の中ではこの程度の指導振りにはもう馴れているので...
中谷宇吉郎 「霜柱と白粉の話」
...「鶴の一千二百三十四番が一番札に当るということは前々から解っていたのに相違ありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...前々からの家風であったろう...
柳田国男 「故郷七十年」
...六六新精霊(にいしょうりょう)前年または前々年に死者のあった家の盆は...
柳田国男 「年中行事覚書」
...そういう台木になるものが前々から...
柳田国男 「母の手毬歌」
...前々代のときから...
吉川英治 「大岡越前」
...家康は前々日、中川勘右衛門の変死の報を耳にし、それが何となく報告通りには解しかねていたところなので、すぐ、「それは、犬山の方に望まれるか」と、たずね、返辞も待たず、また、「九八郎、見てまいれ」と、自身の左右へいいつけた...
吉川英治 「新書太閤記」
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