...猶刻々に此理想を懷抱する者の現實に作用して此を淨化する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...嵐は刻々に近くなり強くなつて来た...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...刻々に暮れて行く庭からは...
犬養健 「姉弟と新聞配達」
...しかし自分の意識が刻々うすれていくのに気がつき恐慌(きょこう)した...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...今ではもはや何人も疑えないような形で「ファッショ化」の過程(日本型に特有な持久性を有つ処の)を刻々に辿りつつある...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...刻々に大きくなってゆく黙々たる軍隊の蝟集(いしゅう)など...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...松山上空」とラジオは艦載機来襲を刻々と告げている...
原民喜 「壊滅の序曲」
...だが時刻は刻々に堪へ難くなる...
原民喜 「魔のひととき」
...しかし私の心はその閾(しきゐ)にかゝると刻々とその鼓動を止め...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あたかも訪問者を時々刻々に待ち構えてでもいるか...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...こういう刻々の感情をはらみながら...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...こちら側を打ち負かそうとして刻々に動き変化しているために...
三好十郎 「アメリカ人に問う」
...でも時間は刻々と迫って……時の神がうらめしくなりました...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...刻々憂うべき戦況にあったのである...
吉川英治 「三国志」
...刻々に人数を加えて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...――深夜の感じは、刻々、明け方ぢかい空気に変ってくる...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...顔の外郭は静止しているけれども表情は刻々として変わって行く...
和辻哲郎 「エレオノラ・デュウゼ」
...刻々として気合いを合わせて行かなければ舞台は生きるものではない...
和辻哲郎 「文楽座の人形芝居」
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