...処が利口な人間は時を利用することは知つてゐますが自由に駆使することは出来ないでせう? それ丈けでもまだ人間はそんなに威張る資格はありませんよ...
伊藤野枝 「青山菊栄様へ」
...育つにつれて大変利口な子供になり...
大阪圭吉 「三の字旅行会」
...「ああ、利口な奴だ、こいつは...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...利口な友達は人の惡るい臆測は女の嗜(たしな)みではないといふ樣なおとなしい笑顏を作つて...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...なんて利口な! (伯父を抱く)やっと安心したわ! わたし安心して...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...郷里に残してある美人で利口な女房のことを話していた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...此の一子一男は、たとひ未來の首相候補者なりと稱せらるゝも、首相の位地を得るには、必らずしも政黨の力を藉るの必要なきのみならず、利口なる兒玉子、聰明なる山本男は、又能く政黨の價値と其の利弊とを知れり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...喜太郎はませた利口な少年で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...利口なことにかけたら...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...ここで一言しておかなければならないのは、受持の教師というのが、生徒が静粛で行儀のよいことの恐ろしく好きな人物で、いわゆる利口な、頓智のいい生徒には、我慢がならなかったことである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...町会議員は皆非常に小柄な、肥えた、脂(あぶら)ぎった、利口な人たちで、眼は大きな皿のようで、顎は肥えて二重になっていて、ヴァンダーヴォットタイムイティスの普通の住民よりもよほど長い上着を着、よほど大きい靴の締め金をつけている...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「鐘塔の悪魔」
...利口な警官の目を覚ましてやろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...利口な男だったが大酒飲みのため...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...ほかならぬ利口なお前さんが真実に目をつむるなんて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...このマネージャーのラビノフは非常に利口な人物で...
三浦環 「お蝶夫人」
...利口なお嬢さんだったので...
三浦環 「お蝶夫人」
...唯世界一の利口な人と世界一の馬鹿な人だけは...
夢野久作 「白髪小僧」
...何(な)にしろジルベールは利口な様でも年が若いだけに度胸が出来ていないから...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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