...別段何も特別なことはない...
...別段気にしなくてもいいよ...
...今回の企画は別段面白みがない...
...彼女には別段好意を持っていない...
...僕は別段疲れていないけど、早めに寝ようかな...
...別段私の申出を怪しみはしなかった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...その時の私の発見が別段珍しいことでないのが分りましたけれど...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...別段学校が一緒と云う訳でもございません...
谷崎潤一郎 「細雪」
...別段ここにそう委(くわ)しく書く必要がありません...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...別段に変ったことさえなければ...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...別段に冷かすなどという風もなく...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...詩の修辞は別段なものであるから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...そんなのではない、別段骨を折らず、大威張りで、日本六十余州をめぐって歩ける法がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...別段にこだわらずに...
中里介山 「大菩薩峠」
...それにも別段辟易(へきえき)する必要を認めない...
夏目漱石 「それから」
...狭いと云う事は別段わるいと云う意味は含んでおりませんから...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...あんの山よりこんの山へとか、頭(かしら)に二つ、フッフッとか、誰もかれもが唄(うた)い、踊りだすので、父が照れて止(や)めて、こんどは茶の湯、家中が、そろりそろりと畳をすってあるく――だが私の溜息(ためいき)をついたのは、別段、父の真似をして黙想したのではなく、胸に病(やまい)をもちはじめたのを誰もが思いもつかなかったのだ...
長谷川時雨 「議事堂炎上」
...」勿論別段怒つてゐる訳ではなかつたが...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...別段彼女の姿勢には努力の影も見えず悠然と構へてゐるのに...
牧野信一 「海棠の家」
...別段創作方面への野心があるわけでもなく...
牧野信一 「好色夢」
...別段好い処を知つてゐるわけでもなかつたが彼は...
牧野信一 「籔のほとり」
...まはりの者は別段彼のそんな動作を不思議がらうともしなかつた...
牧野信一 「裸虫抄」
...老人は別段に思案する様子もなく承諾して...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
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