...別段何も特別なことはない...
...別段気にしなくてもいいよ...
...今回の企画は別段面白みがない...
...彼女には別段好意を持っていない...
...僕は別段疲れていないけど、早めに寝ようかな...
...山水(さんすゐ)も概(がい)して平凡(へいぼん)で別段(べつだん)高嶽峻嶺(かうがくしゆんれい)深山幽澤(しんざんゆうたく)といふものもない...
伊東忠太 「妖怪研究」
...別段ためらうことなく...
梅崎春生 「庭の眺め」
...別段厳重な塀などがある訳ではなく...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...別段強請がましい事を云った覚えもなし...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「和製椿姫」
...そういう御主意であろうと思うからして別段何んの役目をするということはないのである...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...私は別段妻を殺したら自分も死のうなぞと考えていたわけではなかった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...開けてくれなくても……別段用があるわけではないのだから……スグに帰るんだから」が...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...別段私はスパセニアの隙(すき)を見て...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...夫人は別段止めやうともしなかつた...
徳田秋聲 「媒介者」
...もとより別段に斬られたというわけでもなし...
中里介山 「大菩薩峠」
...食うというような賤(いや)しいことには別段の心配のなかった者や...
中里介山 「大菩薩峠」
...いってえ、こんたあ、どこからござって、どっちゃ行く!」「わや、わや、わや」思いきって土音雑音を発揮するらしいが、別段、手出しには及ばないようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...大津の町といえども、伊太夫でさえ騒々しさを避けるくらいの時代でしたから、空気がなんとなく動揺している間へ、こっそりと上陸したこの一行は、別段、出迎えるものもなく、目ざされる憂いもなく、ほんとうに尋常な気分で着いて、尋常な気分で散じてしまったのは、一つは不破の関守氏の用意のほどもあることでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...それにも別段辟易(へきえき)する必要を認めない...
夏目漱石 「それから」
...「義務と申して別段是非願う事もないくらいで...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...別段葛西氏に対して私自身を遠慮したといふ感じはない...
牧野信一 「断想的に」
...「いや別段さうでもねえ...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...別段苦(くるしみ)もいたしませんかつた...
若松賤子 「黄金機会」
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