...「初瀬だつか」と娘も一度腰を下ろして、「初瀬はナー、そらあのお山ナー、そら左りの方の山の外れに木の茂つたとこがありますやろ……」と延び上るやうにして、「あこが三輪のお山で...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...旦那はんまだ初瀬に行きやはつた事おまへんか」「いやちつとも知らないのだ...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...最初瀬越さんは妙に遠慮していらしって...
谷崎潤一郎 「細雪」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...百八煩悩(ぼんのう)を払うというなる初瀬(はつせ)の寺の夜もすがらの鐘の音も...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの初瀬河原(はつせがわら)で盗人が斬られて曝(さら)されたことがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...「萩原から松山まで二里一町――松山から上市までが四里と十三町――これを初瀬の方へ廻ると榛原(はいばら)から一里十七町...
中里介山 「大菩薩峠」
...桜井の宿を出て初瀬河原の方へ行く...
中里介山 「大菩薩峠」
...初瀬河原から藍玉屋の金蔵につれられて逃げたお豊であることは意外のようで...
中里介山 「大菩薩峠」
...「なにも私はぜひ大将様のほうにと言うのではありません、どちらでもよろしゅうございますから、事が起こらずにこの問題が解決されますようにと、初瀬(はせ)、石山の観音様にも願を立てているのです...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この親子の尼君が昔かけた願果たしに大和(やまと)の初瀬(はせ)へ参詣(さんけい)した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...初瀬へついて行った阿闍梨と...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...初瀬へでも参詣(さんけい)した人が途中で病気になったのを継母(ままはは)などという人が悪意で捨てさせたのであろうと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「この春初瀬(はせ)へ詣(まい)って不思議な縁でおつれになった若いお嬢さんだということです」禅師は自身の携わった事件でなく知るはずもなかったから細かには言わない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...九月になって尼夫人は初瀬(はせ)へ詣(まい)ることになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...初瀬詣(はせまい)りから帰って来た尼君の悲しみは限りもないものであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...初瀬川松太郎氏の祇園ばやし...
吉川英治 「折々の記」
...初瀬川の川原へ下りた...
吉川英治 「私本太平記」
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