...しかし私は初めてからそんな心はしなかった...
内田魯庵 「温情の裕かな夏目さん」
...一人の主人が一人の従者を連れて春の初めに表を歩いておりますと...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...お師匠様初め目上の人に対し...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...妹を初めさまざまの顔は雷光(いなずま)のごとくその心の目の前を過ぎつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...――こうやって初めて今日の資本主義的金属工業などが...
戸坂潤 「技術の哲学」
...社会科学では実験者が実験対象そのものの内に初めから這入っている...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...初めて見た富士春の酔態に...
直木三十五 「南国太平記」
...初めから一つ盲点があった...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...初めてここに来たとき身に余る名誉に包まれて紅潮し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...などと思ひながら私が下駄と着物とを抱へたまゝ静かに桟橋を昇り初めた時...
牧野信一 「砂浜」
...上の黒森では初めてオホナンバンギセルを採って...
牧野富太郎 「若き日の思い出」
...七月の十三日に初めて夏らしい蝉の声を聞いた...
宮城道雄 「耳の日記」
...これが初めてのお終(しま)いでした...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...猟師の吉兵衛老人を初め三人の男も...
夢野久作 「眼を開く」
...初めは、非常に疑っている顔いろだったが、同じ酒壺(しゅこ)の酒を孔明も共に飲んで他事なく話しかけるので、孟獲も果ては大盃でがぶがぶ飲み乾した...
吉川英治 「三国志」
...「まずよかった」と初めて満面にくる川風にホッとした気持を撫でられて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...初めて丑之助を見...
吉川英治 「宮本武蔵」
...初めて耳にした音だった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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