...換言すれば全くの虚無から本当の意味での創造が可能であるという考えの明白に表明されているのは前に紹介した物語が最初のものである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...此わたりには今日(けふ)が初めて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...ぼくにとって、勝負なぞ、初めは、どうでも好いのですが、やはり良い当りをみせて、あなたの持ち輪を圏外(けんがい)の溝(みぞ)のなかに、叩き落したときなぞ、思わず快心の笑(え)みがうかぶ、得意さでした...
田中英光 「オリンポスの果実」
...月の初めには、朝鮮の平安北道にゐる軍人の弟が突然やつて来た...
田山録弥 「初冬の記事」
...劫初このかた絶えまなき無限のあらし吹過ぎて野は一叢の露深く世は北の墓高く...
土井晩翠 「天地有情」
...初對面の時からよく話が合つた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...支配権力と結びつくように出来ていると云うよりも支配権力と結びついて初めて出来上ったものなのである...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...春枝が最初に暇をとった...
外村繁 「澪標」
...八幡さまの境内に今日は朝から初午(はつうま)の太鼓が聞える...
永井荷風 「すみだ川」
...最初と申しましても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...仮初(かりそめ)にも過激粗暴なる可らず...
福沢諭吉 「新女大学」
...船下(お)ろしの最初の日は御所の雅楽寮の伶人(れいじん)を呼んで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どうも最初に呑んだ時のぴりつとする味の方が好いやうに思はれる...
森鴎外 「金貨」
...「あたしこちらへ置いてもらった初めから...
山本周五郎 「ひとでなし」
...夫人の初女が老女藤井に頷き...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...尤も雪というものは人間(じんげん)の足跡から先に消え初めるものだと村の猟師が云ったとかいうので...
夢野久作 「復讐」
...慣れない雪道を歩いて身体が温まり初めたからであった...
夢野久作 「眼を開く」
...文祿二年初め...
吉川英治 「折々の記」
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