...彼は思切って、静かに格子戸を開けた...
江戸川乱歩 「心理試験」
...何しろ一ヶ月その仕事に掛かり切っていても...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...検察当局は物的証拠を固めるのに当惑し切っている...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...腹に突立てて見事に十文字に切って倒れた...
田中貢太郎 「義人の姿」
...ところどころに切ってある長方形のガラス窓...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...思い切って矛盾を指摘するやり方である...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...中途で言葉を切って...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...切って出でた侍たちは長追いをせずに...
中里介山 「大菩薩峠」
...燧(ひうち)を切って一ぷく吸いつけると...
中里介山 「大菩薩峠」
...その闇の中を頭上だけ一部分懐中電燈の光で区切って...
中谷宇吉郎 「雪」
...不知(しら)を切ってるんだよ」「憎らしいわね」「本当に...
夏目漱石 「虞美人草」
...とうとうこんなもんになっちゃった」森本はそう云い切って...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...背(せい)も智恵も伸び切って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...封が切ってある...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ときには思い切って屋敷をぬけ出そうと心構えしても...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...諦(あきら)め切っている者では決してない...
吉川英治 「新書太閤記」
...ふと思い切っていおうとすれば...
吉川英治 「宮本武蔵」
...大きな起伏の続いている砂道を横切って行く...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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