「凡兆」の意味
- 凡兆:ありふれた前兆や兆し
「凡兆」の例文(場面別)
- 日常会話彼の態度に凡兆が見えたので、彼が何か隠しているのではないかと疑った。
- ビジネス市場の動向に凡兆が見られたため、早めに対策を講じることにした。
- ニュース経済指標に凡兆が見られ、景気の回復が期待されている。
小説での「凡兆」の使い方
...昼ねふる青鷺(あをさぎ)の身のたふとさよ 蕉しよろしよろ水に藺(ゐ)のそよくらん 兆これは凡兆(ぼんてう)の付け方...
芥川龍之介 「雑筆」
...灰捨てて白梅うるむ垣根かな加ふるに凡兆(ぼんてう)の予等の為に夙(つと)に津頭(しんとう)を教ふるものあり...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...凡兆(ぼんてう)...
薄田泣菫 「茶話」
...前掲の其角、凡兆、去来、尚白の四人は芭蕉の主な弟子で芭蕉とともにいずれも元禄(げんろく)時代、すなわち今からいうと二百余年前の人であったのでありますが、独り加賀の千代だけはずっと後世で今から百年あまり前の人であります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...鶏の声も聞こゆる山桜 凡兆この句は人里遠い山に花見に行った時の句でありまして――山桜というと桜のある種類の名前だと解釈する人があるかも知れませぬが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...この凡兆の句になりますと全然旧(きゅうそう)を脱した清新な句で...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...古寺の簀子(すのこ)も青く冬構(ふゆがまえ)凡兆古寺のことであるから何もかも古びているが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
......
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...灰汁桶(あくおけ)の雫(しずく)やみけりきり/″\す 凡兆あぶらかすりて宵寝(よいね)する秋 芭蕉「桶の灰の中に水を入れて...
高浜虚子 「俳句への道」
...これも凡兆の話に芭蕉が相槌(あいづち)を打ったのである...
高浜虚子 「俳句への道」
......
高浜虚子 「俳句への道」
...凡兆は笑いを噛み殺しながら...
太宰治 「天狗」
...雲雀よりうへにやすらふ山路かな(ばせを翁)木曽の栃うき世の人の土産かな(凡兆隠人)今日の道が此旅の第一だと思ふ...
種田山頭火 「旅日記」
...○○○○○雪積む上の夜の雨 凡兆といふ下十二字を得て後...
正岡子規 「俳諧大要」
...凡兆深くここに考ふる所ありしや必せり...
正岡子規 「俳諧大要」
...凡兆(ぼんちょう)を除けば外に一人もないです...
正岡子規 「俳句上の京と江戸」
...芭蕉また凡兆に対して「俳諧もさすがに和歌の一体なり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...凡兆らもまた夢寐(むび)にだも見ざりしところなり...
正岡子規 「俳人蕪村」
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