...凌辱を加へた貴族は...
芥川龍之介 「日本の女」
...足下等の国では火というもので寒さを凌ぐのかは知らんが...
大杉栄 「獄中消息」
...ずいぶん凌ぎにくい所でありますが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...これだけあれば当分凌げる...
種田山頭火 「其中日記」
...果して凌げるかどうかは神ならぬ私は全く知らないのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...こいつの凌辱(りょうじょく)を蒙った無惨な尼たちが幾人あるか知れない――そのうちに...
中里介山 「大菩薩峠」
...その縹渺たる情趣に於てはるかにホフマンを凌ぐものがあると考えるのは単なる私の思いすごしであろうか...
中島敦 「鏡花氏の文章」
...十万坪の別荘を市の東西南北に建てたから天下の学者を凹(へこ)ましたと思うのは凌雲閣(りょううんかく)を作ったから仙人(せんにん)が恐れ入ったろうと考えるようなものだ……」聴衆は道也の勢(いきおい)と最後の一句の奇警なのに気を奪われて黙っている...
夏目漱石 「野分」
...ようやく凌(しの)いだ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...一方には空を凌(しの)ぐほどの高い樹(き)が聳(そび)えていた...
夏目漱石 「明暗」
...雨露を凌ぐに足るだけのバラックである...
火野葦平 「花と龍」
...大いに寒気を凌(しの)ぐことが出来た...
牧野富太郎 「利尻山とその植物」
...果してこれ等のルポルタージュがニュース映画をその文学の特殊性によって凌駕しているという印象を与えつつあるだろうか...
宮本百合子 「明日の言葉」
...凌ぐべからざる程の困難はないやうに思ひます...
森鴎外 「假名遣意見」
...彼らに我々を凌ぐ大きな優越を与えてしまう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...なおこの他にもいろいろ我々の能力を遙かに凌ぐ行為をし出かす...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あるものにいたってはわたしの判断力をさえ凌駕している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...呉の凌統(りょうとう)...
吉川英治 「三国志」
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