...只冬夜(とうや)電燈のもとに原稿紙に向へる時...
芥川龍之介 「学校友だち」
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種田山頭火 「行乞記」
...・霜にはつきり靴形つけてゆく小春日の畦をつたうてやつてきた・冬夜の瞳ぱつちりうごく火の番と火の番とぬくい晩である・あたたかなればよもぎつむ一月廿四日さむい...
種田山頭火 「其中日記」
...・たゝずめば山の小鳥のにぎやかなうた・枯草に落ちる葉のゆふなぎは・ゆくほどに山路は木の実のおちるなど・暮れてゆくほほけすゝきに雪のふる・雪空おもたい街の灯の遠くまたたく・冬夜の水をのむ肉体が音たてて・ランプともせばわたしひとりの影が大きく二月七日快晴...
種田山頭火 「其中日記」
...・山のぬくさはりんだうひらく酒を買ふとて踏んでゆく落葉鳴ります・藪のむかうまで夕日のつばふ(マヽ)き・なんぼう考へてもおんなじことの落葉をあるく・そこに夕月をおき枇杷は花もつ(雑)・冬夜むきあへるをとことをんなの存在・木の葉ふるところ眼をとぢるとき十一月十二日まことに日本晴...
種田山頭火 「其中日記」
...百舌鳥はまだ暮れない・冬夜いつのまに豚をぬすまれた十二月九日日本晴...
種田山頭火 「其中日記」
...・明けてくる物みな澄んで時計ちくたく・はなれたかげはをとことをなごの寒い月あかり・けさの雪へ最初の足あとつけて郵便やさん・とぼ/\もどる凩のみちがまつすぐここに家してお正月の南天あかしたまたま落葉ふむ音がすれば鮮人の屑買ひ緑平老の愛犬ネロが行方不明となつたと知らされて二句・冬空のどちらへいつてしまつたか・犬も(ネロも)ゐなくなつた夫婦ぎりの冬夜のラヂオ一月廿一日曇...
種田山頭火 「其中日記」
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種田山頭火 「草木塔」
...ドイツの冬夜の追憶についてはもう前に少しばかり書いたような気がするが...
寺田寅彦 「追憶の冬夜」
...帰途風冷にして星冴えわたりしさま冬夜の如し...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...ただ「冬夜の田園詩」に民族的記憶の名残を止めた「キータヤーマ・ヤーケタ」の北山だけが...
中谷宇吉郎 「寅彦の遺跡」
...寅彦先生の「冬夜の田園詩」を読んでからもう数年になる...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...柳家三亀松の「芸」への好悪は別として、冬夜、男のオーバーの中へしっかりと抱き寄せられた美しい色白長身の芸者の婀娜姿だけは、たしかに艶冶(えんや)な彼の「舌」から蘇ってくる...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...冬夜具をお置きになるというのは一工夫ですけれども...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...緯紗冬夜談経坐...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...榛軒詩存に「天保七年丙申冬夜...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「嘉永三庚戌冬夜直舎即事」の詩を抄出する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...乾ききった冬夜(とうや)の梁(うつばり)のように...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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