...半道ほど行ったところで彼は再び記憶を失い...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...当時の空想を再びする無上の快楽を捉えなければならぬ...
芥川龍之介 「少年」
...せっかくのこの楽しみを再び空に遁(にが)してしまった...
寺田寅彦 「柿の種」
...中々再びし難いかも知れぬ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...して見るとこれは再び(併し全く新しい条件での)エポス的形式に達した時期だろう...
戸坂潤 「読書法」
...再びわたしたちの間に立ち昇った肉欲の蒸気のために...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...再び汽車に搭じて大阪へ着いた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...「へえ、どうして君は、僕がここにわだかまっているということがわかったんだね」道庵が、どっかりと坐り込んで、再び念を押すと、健斎が、「不思議なところで聞いて来たよ、この上の大谷風呂で、君がここへ来ているということを、はからずも耳に入れたものだから、早速かけつけて来たのだ」「大谷風呂で聞いたって、大谷風呂の誰に聞いたんだい」「それが妙な因縁でな、順序を話すと、こうなんだよ――大谷風呂に、甲州の有名な財閥で、藤原の伊太夫というのがいる」「知ってる、僕も名前だけは大いに聞いている、それから最近、お角という奴が、妙に胡麻(ごま)をすっていることも知っている」お角という奴が、胡麻をするかすらないか、そんなことはよけいなことだが、とにかく、藤原の伊太夫には相当知音(ちいん)の間柄と見える...
中里介山 「大菩薩峠」
...上がって見れば大量の泡や濁水(だくすい)が、強力に叩きつけるので、再び潜り、前後へ出口を求めた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...再び、誰と会つて愉快気な雑談をとり交してゐても稍ともすればふつと面を隠したくなるやうな――...
牧野信一 「籔のほとり」
...ファッツの妻が夫の介性(かいしょう)なさに飽き果て情願(どうぞ)道中でコロリと参って再び生きて還らぬようと...
南方熊楠 「十二支考」
...やっぱり私たちのママよ!」姉妹は再び泣き笑いながら...
宮本百合子 「雨の昼」
...……再び二人の姿に目をおとして...
三好十郎 「胎内」
...既にして幾勢は再び黒田家の奥に入り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...私は思ひがけなくもこの名作に再び会へたのである...
柳宗悦 「赤絵鉢」
...再び彼らの野蛮な総帥のために支配されねばならなかつた...
横光利一 「静かなる羅列」
...巻き上げる靄は再び濃さを加え...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...遙か南方にある強国のことを再び聞き...
和辻哲郎 「鎖国」
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