...その小室を円いものとして考へて見よう...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...円いセルロイドの小板が嵌(は)め込んであるものであった...
海野十三 「電気風呂の怪死事件」
...五メートルほどゆくとそこに円い鉄壁があって...
海野十三 「流線間諜」
...」内田氏はかう言つて夏蜜柑(なつみかん)のやうな円い頭を下げた...
薄田泣菫 「茶話」
...いつも外(そ)つ方(ぽう)から珈琲皿のやうな円い顔をによつきりと覗(のぞ)けた...
薄田泣菫 「茶話」
...あの奥の円い石が一寸面白いですね...
豊島与志雄 「古井戸」
...円い磨硝子(すりがらす)の笠をかけた朦朧(もうろう)たるランプの火影に...
永井荷風 「海洋の旅」
...「あれが伊勢の国……違えねえな」米友の円い眼が爛々(らんらん)と光り出します...
中里介山 「大菩薩峠」
...四隅(よすみ)にもやはり青銅の円い座金(ざがね)をつけた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...互に円い頭を悩しているとのことが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...「どうしても俺には此世が円いなどゝは思はれないが……不思議だなア!」祖父はいつもの通りそんなことを云ひながら二三辺グル/\と撫で回した...
牧野信一 「地球儀」
...葉はツガより小さく毬果は少し円い...
牧野富太郎 「植物記」
...ひとから見ればちっとも分らないどころか全く円いという事情故...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...淡紅の円い頬と長い睫毛と小さな口...
三好達治 「オルゴール」
...数個の円い光り物が...
武者金吉 「地震なまず」
...円い鏡の形のままを供するもので...
柳田國男 「食料名彙」
...いかにも角の円い...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...そこに掛かっているのはただ羽団扇(はうちわ)と円い団扇だけであった...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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