...おまけに形が珍らしいものなどになると数百円から千円以上のものも稀ではない...
會津八一 「支那の明器」
...十万円の紙幣束(さつたば)を三人の方へ差出した...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...まさか百万円のたばを...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...何卒今回は金拾円を同所迄為持御遣し被下置度候...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...円転滑脱過ぎるので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...八百円出来るとすぐに持っていったのだが...
豊島与志雄 「好意」
...円窓のそとにはなぎの若木がならんで砂地のうえに涼しい紺色の影を落した...
中勘助 「小品四つ」
...春陽堂開化一夜草礼金壱百五拾余円を贈来る...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...硯(すずり)は使い古しの有合せのものを使い墨はこの暮に丸ビルで三円で買って来た香風墨と云うのをおろし筆は有合せの絵筆細筆で間に合せ...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...バビロニア起源のものは、特に、水時計、円の分割、60進法による時の測定(360度、2セットの時間(午前午後?)、60分、60秒)、多くの人種に共通な重さと長さのシステム、黄道の名前、12月、週7日、金と銀の価値の関係...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...「それで結構、さア、お礼の百円だ、受取ってくれ――でもう一つ二つ聞くが、電話の後で、その女の人からお礼を貰ったろうネ」「え、百円札が一枚」「それから着物の柄を覚えて居るか」「よく知ってます」「どんな着物だ」「黒いピカピカしたコートでした」「草履か下駄か」「靴です」「よし、もう沢山(たくさん)だ」千種十次郎に斯う言われるとお礼の紙幣を引っ掴むように、少年は応接間を飛出しました...
野村胡堂 「流行作家の死」
...四十円の月給とりです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...過去において同様な円陣が負かされた戦闘者に迫つてゆくのを見たことがあつたが...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...また静に参木の胸へ額をつけて円くなった...
横光利一 「上海」
...一升が四十円ほどになって来たのだ...
横光利一 「夜の靴」
...是(これ)等の理由から六円五十銭の家賃の家を捨てゝ二十三円の高い家賃の家へ思(おもひ)切つて引移(ひきうつ)つた...
與謝野寛 「執達吏」
...その日、円覚の大衆は、階の両側に、列を作(な)して、尼を待った...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...そして円みを作って拗れながら流れている激しい水の中を眼にもとまらず敏捷に泳ぎ渡る...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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