...どうか彼の素姓(すじょう)については内密に願うと...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...ご内密にしてくださることと存じますが...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...内密にわたくしの代理人を勤めたからのことで」「それはみんな嘘です! 外見は事実だが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...クリストフは金を借りてオリヴィエの詩集を一冊内密に出版したが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...与八の快き承諾ぶりで、伊太夫は最も安心して本家へ引きとると共に、内密に、迅速に、旅の用意をととのえてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...そういったものへは内密にしていた...
長谷川時雨 「九条武子」
...「ちょっとばかり内密にあなたとお話ししたいのですが」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...内密にくわしい相談をしたいという手紙をもらいまして...
久生十蘭 「金狼」
...電話を切ってこちらへ来るおせいに、さっきはどうもすみませんでした、なんにも知らないものだから、御無礼しました、一生のお願いですから、大将には内密に、と云いかけるのを、しつこいわね、一度聞いたら判っていますよ、前から大将からあんたのことは聞いて居ったし、こんなこと大将に云ったら、いっぺんであんたの仕事はおじゃんでしょうから、そんな気の毒なことはしませんよ、と吐いて捨てるように云って、おせいは台所の方へ行ってしまった...
火野葦平 「糞尿譚」
...この話は内密に願います...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...内密にしてください」グラントはこれで終わりという風にバルコニーの端へ歩いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...内密に話しましょう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...内密に旨(むね)を伝えたいから...
森鴎外 「渋江抽斎」
...そこで内密に京都に出てゐた処士の間に物色して...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...殿さまから内密に...
山本周五郎 「思い違い物語」
...それをおそれてこなたたちにも内密にしていたのだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...M男爵から内密に借り受けた名簿によって日本内地に散在するJ・I・C団員を虱潰(しらみつぶ)しに投獄し...
夢野久作 「暗黒公使」
...是非折り入って内密にお目にかかりたいと存じますが」こういって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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