...内実はそれよりも...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...内実は火の車までは行かないが...
梅崎春生 「狂い凧」
...内実は彼女の危険極まりない敵――スペイン離宮に巣を張るクモとは正反対な人間だった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...私のそんな親切なもてなしも、内実は、犬に対する愛情からではなく、犬に対する先天的な憎悪と恐怖から発した老獪(ろうかい)な駈け引きにすぎないのであるが、けれども私のおかげで、このポチは、毛並もととのい、どうやら一人まえの男の犬に成長することを得たのではないか...
太宰治 「畜犬談」
...表面は一神でありながら内実はいつの間にか多神教に変化した...
寺田寅彦 「札幌まで」
...内実はこんな悪事を働いている人間ではなかったか知ら...
中里介山 「大菩薩峠」
...内実は穢多(えた)のために生捕られたという評判よ」「それも裏の裏で...
中里介山 「大菩薩峠」
...お雪ちゃんは、久助が万事よくしてくれたことを表面は喜びましたが、内実は、また一当惑と思います...
中里介山 「大菩薩峠」
...内実は一人前(いちにんまえ)なんだからね...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ああ見えても内実はたいしたものではないなどと軽くいっているけれども...
久生十蘭 「復活祭」
...その内実は禄を重んずるの種族が禄制を適宜(てきぎ)にしたるが故(ゆえ)に...
福沢諭吉 「旧藩情」
...戸外の用も内実は好む所にあらざれども...
福沢諭吉 「教育の事」
...その内実は風波の動揺を互いの胸中に含むものというべし...
福沢諭吉 「日本男子論」
...事の内実はともかくも...
福沢諭吉 「日本男子論」
...内実は発売を多くせんとするの計略と云(いっ)ても宜(よろ)しい...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...恐ろしくアッサリとした別れ方であったが……しかし内実は決してアッサリでない事を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...内実は二百石に上りまする」「ほかに表高二百石の処は無いか」「ほかには寸地も……」「ウム...
夢野久作 「名君忠之」
...そしてこういう法令で治めているが、内実は、どうだとか、こうだとか――までをいう...
吉川英治 「新書太閤記」
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