...社(やしろ)の境内なる足許に...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...しかし内なる住人から魂が抜け出しているのだから...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...内なるものが外に出るという関係か連関が...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...七月三日丸の内なる衛生会楼上にて...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...こうして高坂甚内なる無類の兇賊は一生を終ったけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...内なる子を戒(いまし)むべきか――途方に暮れているのもまた...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼の内なる火が、外の世界に空(むな)しく冷えたまま眠っている火薬に、いちいち点火していくのである...
中島敦 「悟浄歎異」
...憤悶(ふんもん)と慙恚(ざんい)とによって益々(ますます)己(おのれ)の内なる臆病な自尊心を飼いふとらせる結果になった...
中島敦 「山月記」
...それは外なるものよりもなお外なるものとして真に内なるものであるのである...
三木清 「哲学入門」
...解釋學は外なるものを通じて内なるものを理解しようとする...
三木清 「歴史哲學」
...内なる実在の提示である...
柳宗悦 「民藝四十年」
...内なるは君にあらずて...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...内なるいのちのうごめきである...
吉田絃二郎 「沈黙の扉」
...先生は我々の内なる芸術への愛を煽り立てたのである...
和辻哲郎 「岡倉先生の思い出」
...その「内なる美」...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
...装飾は内なる美の直接の表現である...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
...あるいは内なる美が存在することを...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
...写実(リアリズム)が「内なる真実の表現」であると言い得られるならば...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
便利!手書き漢字入力検索
