...人とあるなら見事に其の中に生き通せ...
有島武郎 「半日」
...其手でザクリと砂を攫んだ...
石川啄木 「漂泊」
...其蝶の形(かたち)は燈蛾(ひとりむし)ほどにて白蝶(しろきてふ)也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...其後久しからずして...
高木敏雄 「比較神話学」
...私は其首を胴體の上につけてみたがすぐ轉げ落ちるので仕方なしに下に置いた...
高濱虚子 「横山」
...其を草木染にしたり...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...其の跫音は次第次第に遠退いて...
田中貢太郎 「死人の手」
...塵噛ましめん其前に神願くは許さざれ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...亂箭中より引き出し其軍裝を迅速に剥ぎ取るべくと望みたる其勞遂に空しかり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...批評の問題でも其の他何の問題でもいい...
戸坂潤 「思想としての文学」
...其処につっ立っていた...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...すぐ其(そ)の傍(そば)から...
永井荷風 「すみだ川」
...自分の技芸たる料理其物のために働(はた)らく点から云へば...
夏目漱石 「それから」
...其実摯実(しじつ)な批評眼をもって「土」を根気よく読み通したのである...
「『土』に就て」
...其の際(さい)氣(き)がせきゝてゐて...
三島霜川 「平民の娘」
...ブルガリアでは家を建てに掛るに通掛つた人の影を糸で測り礎の下に其の糸を埋める...
南方熊楠 「人柱の話」
...塾生中の主なるものは掛川の宮崎健斎、上田の小島順貞(じゆんてい)、対馬の塩田良三(りやうさん)、弘前の小野道悦、福山の内田養三、斎木文礼、岡西養玄、家守某(いへもりぼう)、備中国松山の柳井柳仙、久留米の平川良衛(りやうゑい)、棚倉の石川良宅、上野国高林の松本文粋、新発田(しばた)の寺崎某、山形の志村玄叔等で、其他猶津山、忍(をし)、庄内等の子弟があつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其間に何の疑をも挾(さしはさ)まなかつた...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
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