...ひたと共鳴する不思議な響きが潜んでいた...
有島武郎 「或る女」
...一つには大政党の出現によって己と真に共鳴する政党内閣を造り得たならば...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...夜は寒山詩を読む、彼の信念はよく解る、共鳴するけれど、彼の独善的態度には賛じがたい、私は彼の詩のやうな句は作りたくない...
種田山頭火 「其中日記」
...鏡花の作と共鳴するのも尤もだといふやうなところも段々飲込めて来た...
田山録弥 「雨の日に」
...この男に共鳴する面もあり...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...律動は本来時間的のものであって時間的に週期的な現象がわれわれ人間に生理的および心理的に内在する律動感に共鳴する現象である...
寺田寅彦 「映画芸術」
...愛の人『ザメンホフ』の主旨に頗る共鳴するところあり...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...文の大要は『私共は貴下の令息の高遠なる理想に共鳴するものであります...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...その説には相当共鳴するところあるものの如く...
中里介山 「大菩薩峠」
...――私は西田幾多郎著「自覚に於ける直観と反省」に共鳴するものだ...
中原中也 「我が詩観」
...人間本位の言論に共鳴する...
蜷川新 「天皇」
...共鳴する日本人も...
蜷川新 「天皇」
...共鳴する二人の心臓の鼓動で...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...私と共鳴する性格を多分にもつてゐる...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...その何れを信ずるかは個人々々の趣味性格によつて決するのだ』以上のやうな主張に共鳴する人々は...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...我々のうちにおいて共鳴するもの...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...そうして少女の呼吸に共鳴するような弱々しい喘(あえ)ぎを...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...わけてかれの大凡(だいぼん)や痴愚な点が身近に共鳴するのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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