...誰か又所謂(いはゆる)天譴の不公平なるに驚かざらんや...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...私はこの不条理な叱責を公平な父につげて明日からは学校にゆかない決心をしたのでした...
伊藤野枝 「嘘言と云ふことに就いての追想」
...その系統にのみ属する考えでゆくのはこれはたして東洋人として公平なる立場であろうか...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...しかして公平なる歴史家が判決を下すにあたって...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...その不公平な空洞を...
太宰治 「惜別」
...公平な客観化が出来ないといふ事実...
田山録弥 「自他の融合」
...つとめて公平な誠実な心の態度を持(ぢ)さなければならない...
田山録弥 「小説新論」
...併しこの公平な寛大な立場のこの社会民主主義は...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...併し特に材料種類の選択に於て云わば公平なものと...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...アカデミーとジャーナリズムとを結び付けた何か第三の――公平な――立場に...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...それら任侠(にんきょう)公平なフランス人の魂に満ちていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この世の中は不公平なものだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...公平な「時」は大事な宝物(たからもの)を彼女の手から奪う代りに...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...公平な処が向うの方がどうしても立派だ...
夏目漱石 「倫敦消息」
...この形式主義と自由主義との主張については後に公平な批判を以て見ようと思う...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...「外国人立案の法典は公平なり...
穂積陳重 「法窓夜話」
...賞罰の区々不公平な点ばかりでなく...
吉川英治 「三国志」
...奉行の公平な裁断の下(もと)に罪を問われずに放された...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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