...此の世の姿は全くちがつたものになつて来るでせう...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...いや、全くのところ、僕も君の鋭い感覚と、そして大胆なるこの表現とに萬腔(まんこう)の敬意を表するものだ...
海野十三 「地球発狂事件」
...「全くあなたのお蔭だわ...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...その子をば全く浪子に奪い去られしように感じて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...この関係に於てならば両項間の運動というものは全く無意味である...
戸坂潤 「科学方法論」
...こうして哲学の或るものは全く文学的作品或いは寧ろ作文の性質を有ち易い...
戸坂潤 「科学論」
...実証科学や自然科学は哲学にとって全く何の意義をも持たないことになる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...それでは空間に於て結合と計量とを区別することは全く無意味であるのか...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...以つて大に自由黨の感情を破りたりと雖もさりとて自由黨と全く關係を絶てりと謂ふ可からざるは無論なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...猥※の嫌ひあるもの果して全く猥※なるや否や...
永井荷風 「猥褻独問答」
...全く暇があり過ぎるので...
夏目漱石 「それから」
...凡ての記憶力と理解力を全く失っていたと云っても...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...忽ち二つの全く相反する見解が現われ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...道々の水害の跡を窓外に見乍ら――全くひどい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...全く一座に対して無礼になったし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「新婚太閤記」ってもの、全くつまらず、槍を持って戦ったりするので、くたびれる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...松賀流は私たちの浅い歴史とは全く段ちがひの江戸聯綿の流派であつて...
正岡容 「巣鴨菊」
...しかし周達観の『真臘風土記(しんろうふどき)』にカンボジアでも鼠牛虎兎で年を紀す事全く支那同様...
南方熊楠 「十二支考」
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