...銀の桔梗(ききやう)と金(きん)の薄(すすき)とが入り乱れた上に美しい手蹟(しゆせき)で歌を書いた...
芥川龍之介 「京都日記」
...なるほど入り乱れた靴の跡が...
海野十三 「崩れる鬼影」
...この花鳥絢爛(かちょうけんらん)と入り乱れた一大図譜をどう解釈してよいやら...
海野十三 「流線間諜」
...執念深く入り乱れた枝と枝とは参差(しんし)として行く手の途を塞ぎ...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...入り乱れた籐のいろいろのすきまから前足を出してその紙切れを捕えようとする...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...狭い小路の入り乱れた所にふみ込んで道がわからなくなった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自由と活動とのうちにあるそれら精神の入り乱れた騒ぎを見ては...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...マリユスは武勲や火薬や入り乱れた進軍など...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...奥庭の彼方に見える広間の障子に入り乱れた影法師を見ながら突立っていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...この二つの互いに喰違って反(そり)の合わないような活動が入り乱れたりコンガラカッたりして開化と云うものが出来上るのであります...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...少年は恐怖と好奇心との入り乱れた表情で父親の咽喉にあいてゐる直径二分くらゐの穴と...
北條民雄 「続癩院記録」
...頁の順が入り乱れたりしてゐたので自分は...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...その上からやはり白と茶と金茶の入り乱れたおかいどりのようなものを羽織ってゆったりと入ってきた...
正岡容 「寄席」
...その黒と黄の入り乱れた色彩は...
宮本百合子 「結婚問題に就て考慮する迄」
...時折折の心持ちによりて五年間の春秋の季節の詩は入り乱れたるも...
室生犀星 「抒情小曲集」
...入り乱れたりする...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...雲の往来(ゆきき)のように入り乱れた事にお逢(あい)でしょう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...その光りが五色の鳥だの金銀の魚(うお)だのが入り乱れたように散らばって...
夢野久作 「鉄鎚」
便利!手書き漢字入力検索
